これでポイントはもう逃さない!大量のポイントカード管理術
お店ごとに発券されるポイントカード。すべてのカードを持ち歩くのはかさばりますよね。頻繁に行かないお店のカードなどを別の場所に保管していたら、たまたまそのお店で買い物することになりポイントを取り逃がした……そんなことを避けるために、「スマホにポイント管理のアプリをインストールしておくと便利です」とおっしゃるのは生活コスト削減コンサルタントの生方正さんです。詳しく教えていただきました。
1%のポイントを笑ってはいけない
私が自衛隊で勤務していたときは、厳格な規律のもと、徹底して無駄を省く生活をしていました。その精神は私生活にも反映され、無駄のないように行動することが身についています。例えば、コンビニやスーパーなどで、金額に応じて貯まるポイントも、取りこぼすことなく有効活用することで、結果的に支出を減らしてきました。
100円の会計にカードを提示するだけで1ポイント得られる場合は、1%の還元率です。現在はゼロ金利時代。普通預金は0.001%程度の利率で100万円を預けていても利子はわずか10円。しかもこの1ポイントは銀行金利のように支払った1年後に利子が付与されるのではなく、支払いが終わった時点か、店舗によっては翌月の定められた日に加算されます。それを考えると、1ポイントを貯める意味が大きいことがわかるのではないでしょうか。
かさばるポイントカードを持ち歩くより、「Stocard」で管理しよう
企業の提携化により、数枚のカードを保有すればポイントの取り逃がしは防げるようになりました。しかし、大型書店や洋品店、ホームセンターなど、まだまだ店ごとのポイントカードも存在します。お財布にさまざまなカードを入れておくと、かさばるためポイントはいらないと思うかもしれません。しかし3万円の商品を買うのに通常1%のポイント還元率が、もしその日に限って5倍になっていたら、3万×0.05倍=1500円分ものポイントを取り逃がしてしまうことになります。そんなことを避けるためにも、財布に入れるのは最低限のポイントカードに絞り、スマホにポイント管理のアプリをインストールしておくと便利です。
私が使っているのは「Stocard」というポイント管理アプリです。アプリを起動させカードについているバーコードを読み込ませます。その後お店のレジでスマホのアプリを提示すれば、カード代わりにポイントが貯められるのです。このアプリで管理すれば、何枚ものポイントカードを持ち歩く必要はなくなるのでとても便利です。
初めて行く店舗ではカードを持参
「Stocard」というポイント管理アプリは、お店で読み込むバーコードリーダーのスペックによっては、読み込めないことが稀にあります。初めて行く店舗では万一のときに備えて、ポイントカードも持参していきましょう。そこでアプリのQRコードが読み取れたら、持ち歩くカードを1枚減らしていけばいいのです。ポイントをアプリで管理することで、ポイントカードを何枚も持ち歩く必要はなくなります。それと同時に、ポイントカードを忘れてポイントを取り逃がすこともなくなるのです。
取材、文・山内ウェンディ 編集・横内みか