【毒親日記ケース2】私と母の関係には「対価」が発生する。それでも母が好きだった……
前回からの続き。午後8時半。残業が終わり、閉店間際に私は駅前のパティスリーに駆け込む。「この1番人気のスイーツセットください」間に合ってよかった……内心そう思いながら、次は実母に預かってもらっている息子を迎えに、実家へ急ぐ。
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子どもを妊娠してすぐ、私はシングルマザーになった。必死で稼がなきゃいけない私は、実家の近くに家を借りた。
実家に頼りたくなかった。でもフルタイムで働く私は、母の協力がなければ仕事を続けられない。だから、日頃から母の機嫌を損ねないようにしなければならないのだ。
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だけど……たった1回でいい。
いつか「あなたはがんばってるよ」ってほめてほしいよ、お母さん。
原案・編集部 作画・上野りゅうじん
※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。
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