3歳の七五三に着物を嫌がるわが子。先輩ママたちの臨機応変な対応とは?
わが子が7歳、5歳、3歳のときに、その健やかなる成長を祝う行事、七五三(地域によって異なります)。普段、なかなか着ることのない和装や洋装をして、写真を撮ったりお参りをしたり家族で食事をしたり……盛りだくさんな1日となります。7歳、5歳であればいろいろなことを理解しているのでスムーズに事を運べそうですが、3歳の七五三はなかなか大変! とくに数え年で行った場合は、イヤイヤ期真っ盛りな2~3歳の子どもたちが主役となるわけです。
ママスタコミュニティにも、子どもが嫌がり過ぎて七五三ができなかった……なんていう声もありました。
『2歳半です。子どもが七五三の着物を着たがりません。どうしたら良いですか?』
「イヤ」なことがハッキリしているこの年頃の子どもたちは、全てがその日の気分次第。せっかく準備した晴れの日に、こんなピンチな状況……さぁ、ママたちの対応は?
愚図るのが目に見えているので潔く、次の年に回す!
『うちは、それがあると思って次の歳にしたよ』
『小さい子が着物着てるの可愛いよね。うちは無理だと判断して来年にしたよ。体格大きめだからできれば今年やりたかったけど、本人の性格的に大泣きして親はイライラするのが目に見えた(笑)』
『3歳になってからやればいいじゃん。3歳なら今よりかはオシャレにも目覚めて、着物やドレスにも興味持ってスムーズだと思うよ』
『うちも2歳の時はイヤイヤ泣いて無理だと思い、満年齢の3歳でしました。うちは3歳で良かったな~って思ってます。着物もドレスも着て喜んでいました』
子どもが愚図るのが目に見えて、潔く来年にした! という声が目立ちました。1年延ばすことで身体も大きくなってしまうし、できればまだ赤ちゃん感が少し残っているような小さくてカワイイいうちにやっておきたかったんだけど……と、心の声はあるものの、こればっかりはしょうがありません。女の子だと、むしろ4歳に近づいた方が「オシャレ」に興味もわいてきて、ノリノリで七五三を満喫してくれそうですよ!
ヘトヘトになりながらも続行!それもまた良い想い出
『昨年2歳で相当苦労してやったけど、今年やったら本人も親もめちゃくちゃ楽だったろうなと本気で思う……』
『なんとか着付けとヘアセットできたけど、お詣りの途中に飽きてしまって……ご祈祷の間にうろうろしたがるし、寝転ぼうとするし……。近所のアットホームな雰囲気の神社だったのでおおらかに見てもらえたけど、親は本当にぐったりでした』
『10月生まれで3歳になってすぐ七五三やりました。
うちもイヤイヤ凄くて、着付けも拒否でしたがベテランスタッフさんのおかげで親子共に汗だくになりながらなんとか着られました。写真撮影の時もイヤイヤ凄かったのでお菓子でつりながら……。1人で撮った写真は千歳飴とかっぱえびせん握りしめて収まってます。草履は頑として履かなかったので足袋だけ履かせてお参りはスニーカーでした。6歳になった今はいい思い出です』
来年以降のスケジュールの都合もあるし、どうしても今年中に……と、イヤイヤをなだめながら七五三を実行したママたちの、汗かく様子が伝わってきますね。
我が家も次女が3歳になりたての頃に七五三を行いました。写真はスムーズに撮れたのですが、やはりテンションのふり幅が激しい2~3歳児。参拝のときに一気に愚図りはじめ、千歳飴を思いっきり地面に叩きつけ座り込みのストライキ! 千歳飴は見事こなごなになり、それを見て彼女はさらに泣く……という負のループに陥り、クタクタになって帰宅した記憶があります。
「どこ」で「どの」スイッチが入るか分からない2~3歳児との七五三は、本当に大変! でも、それもまた「良い想い出」なんですけれどね(笑)。
「着物」は嫌がるけどドレスやワンピース、スーツならどう?
『3歳のお祝いは洋装にして、着物は7歳のお祝いにすれば? うち、3歳のお祝いは赤いワンピースと帽子だったよ』
『うちの子はドレスはプリンセスみたいだから喜んで着るけど、着物は嫌がってたな』
『髪まではどうにかやったけど、着物を嫌がって大暴れで結局洋装でやったよ』
『着付けはしないで家からお洒落な洋装でもして神社行くとかは? それか着物があるなら家で着付けするか』
あまり「こうしなくては」とこだわりが過ぎてしまうと、それが叶わなかったときに、親の方がイライラしてしまう悪循環になります。着物は重たいし、暑いし、着慣れなくて嫌がるのかもしれません。ダメなら洋装でお参りだけして、後日子どもの機嫌を見計らって写真を撮る方法もアリではないでしょうか。3歳のときは着れなくても、その分5歳や7歳にリベンジすればOK! それもまた子どもの成長を感じられるものです。
さらに、実際に写真スタジオの方からこんなコメントが……
『わたしスタジオ勤務だけど、2歳とか3歳早々の子の七五三の着物、着れなかった子は年に1人くらいは必ずいる。諦めて次の年とか半年延ばして春先などにするとすごく成長してたりするよ。この前も1年延ばした子が着てすっごく成長しててお母さんと嬉し泣きしちゃったよ。
泣きながら撮るのって親の自己満足じゃない? 楽しく撮れそうになるまで延ばしていいじゃない。大きくなった時にその写真見ながら大変だったんだよ~なんて話するのも楽しいよ』
やっぱり子どもの笑顔の写真が一番! ということですね。「写真」という記録の風景は、私たち親の記憶として残っています。何歳で撮っても「あの時は~」と思い出されて話に花が咲くものです。
どうか笑顔溢れる七五三になるよう、祈っています。
文・渡辺多絵 編集・しらたまよ
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