子どもの言い間違いをしつこく直させる旦那……厳しく正す方がいいの? #産後カルタ
厚生労働省が発表した「平成22年乳幼児身体発育調査」の中の「一般調査による乳幼児の言語機能通過率」によると、だいたい1歳前後で6割の子どもが、1歳半ごろになると9割を超える子どもが言葉を話しているという結果が出ています。1歳というとそろそろ立って歩きだす子どももいるでしょう。ママたちは言葉の面からも子どもたちの成長を実感する時期なのですね。ただ、言葉を覚え始めたばかりの子どもは、よく“言い間違い”をすることがありますね。親としては、訂正してあげるべきなのか、それとも「かわいい!」と愛でるだけでいいのか、悩むこともあるようです。
『4歳。言い間違いは直したほうがいい? 自転車を「ででんしゃ」と言うのですが旦那は子どもがちゃんと言うまで言い直しをさせます。泣いても「ちゃんと言え!」と言って何十回も繰り返します。私はそんなに、しつこく言わなくてもいいと思うのですが皆さんはどう思いますか?』
子どもが間違いに気づくタイミングを待ってあげて!ママたちからのアドバイス
『「ででんしゃ」って言ったら「自転車だねー」って正しい言葉で返事してあげればいいと思う。頭ではわかっていても言えないのが子どもでしょ。そのうち言えるようになるよ』
『1度正しく、自転車ね~ってかえすだけでいいと思う! まだ難しい言葉だってあるんだし。しゃべることが苦痛になっちゃうよ』
たまたまその単語が子どもにとっては言いづらい言葉なのかもしれません。優しく正しい言葉で1度だけ教えてあげる、というママがいました。正しい言葉を繰り返し聞いているうちに子どもも理解できるようになるかもしれませんね。
『聞く側が言い直して聞いてあげるならいいけど、怒って言い直しをさせるのはやめた方がいいと思う』
子ども自身が間違いに気づいて正しい言葉なのかを確認してきたのなら言い直しをさせるのは問題ないけれど、怒ることではない、というママがいました。子どもが間違っていると思っていないことで叱られてしまうと、子どもは混乱してしまうかもしれません。間違った言葉遣いを訂正したいのなら、叱るのではなく別の方法を親が提示してあげたほうがいいようです。
『言い直しはやめさせたほうがいいよ。うちの子は言葉が遅れていて、言語聴覚士の方のところに受診したけれど言い直させるのはダメって言われたよ。5才や6才なら少し心配だけれど、それまでは発音が変でも当たり前だし、言い直させることでどもりやすくなったり、全然喋られなくなったりするって』
一般社団法人日本言語聴覚士協会によると、言語聴覚士とは
『ことばによるコミュニケーションに問題がある方に専門的サービスを提供し、自分らしい生活を構築できるよう支援する専門職』
です。言葉とコミュニケーションの専門家から、間違った発音等について言い直しをさせることは勧められない、といわれた、とのことです。埼玉県立小児医療センターのホームページにおいても
『誤った発音や吃りながらのお話しであったとしても言い直しはさせないでください。(引用元:言語聴覚療法(ST) – 埼玉県立小児医療センター より)』
とありました。
間違っていると認識していないことについて間違いを指摘されてしまうと、大人でも自信をなくしてしまうでしょう。子どもならなおさら萎縮してしまうのではないでしょうか。たとえ言い間違いをしていたとしても言葉を話し続けることでそのうち、正しく発音できるようになるかもしれません。子どもの年齢にもよりますが、言葉の専門家ではない限り、親が子どもの言い間違いに対してできることは、言い直しをさせることではないようです。
今だけかも?こんなにかわいい子どもの“言い間違い”たち
では、子どもたちがどのような“言い間違い”でママたちを日々癒してくれているのか、ちょっと聞いてみましょう。
『ガバキン(ガチャピン)はさすがにわからなかった』
これは難しい! “ガ”と“ン”から推理しないといけませんね……。ママの日頃の観察力が問われます。
『最近の私のお気に入りはあすみーく。何回アイスクリームだよと言ってもあすみーくと言われる』
難易度の高い言い間違いが! その場の雰囲気から推測するしかありませんね……。
『小1の息子が「赤せんペンペン来たー!?」って聞いて来たから何かと思ったら赤ペン先生のことでアホ可愛いと思ったことある』
ちょっと単語が長くなると正しく発語することが難しくなるのかもしれません。ママの脱力ぐあいが手に取るように分かります。
『びっくりしたとき4歳の娘「ぶっくりした!」って言う』
『息子が小さいときは、保育園の鞄をおばかんって言ってた。これもかわいくて直さなかった』
個人的には訂正せずにそのままでいてほしい! 正しく言えるようになってしまうと寂しくなりそうです。“おばかん”……。動画に撮って記録しておきたいです。
成長過程のある時期にしか聞くことのできない子どもたちの言い間違いを楽しめるのも子育ての醍醐味かもしれません。子どもの言い間違いを無理に正さず、しばらく楽しんでみてはいかがでしょうか。もし、どうしても子どもの発音や発語について不安があるのなら、専門家に相談することを検討してみてくださいね。
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