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海外の子どものお弁当は驚くほど「簡単シンプル」 。マネしてみたら……子どもの反応は?

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娘が海外の幼稚園に通い始めたとき、筆者が興味津々だったのが周りの子のお弁当。日本で子どもに持たせるお弁当といえば、色とりどりの配色で栄養バランスも考えて、手間暇かけたお弁当を思い浮かべる人もいるでしょう。

娘の周りにはヨーロッパのいろいろな国の子達がいます。
幼稚園は毎日お弁当持参で、園から配られた手紙にはこんな記載が。

「栄養のバランスが取れていて、子どもが食べられる分量のお弁当を持たせてください」

栄養がないお弁当の例も書いてありました。

・ポテトチップ
・チョコレートバー
・炭酸飲料

それお菓子でしょ? と言いたくなりますが、本当にお弁当にポテトチップを持ってきている子がいたので、真剣な例だと思います。

日本のお弁当は普通じゃない?

筆者は何を作ったらいいのかよくわからず、日本らしいおかずとおにぎりを詰めたお弁当を娘に持たせていました。

毎日のお弁当作りは大変! なのに、娘は、

「〇〇(クラスの友達の名前)と同じお弁当を持って行きたい!」

と言うようになり、だんだんお弁当を残してくるようになりました。どうやら娘は、周りの子と違うお弁当が恥ずかしいようです。

どんなお弁当がいいの?

娘が食べてくれるのなら、と筆者は娘の友達がどんなお弁当を持って来てくれるのか聞いて、自分も作ってみることにしました。

イギリス人の男の子
・ハムを挟んだサンドイッチ
・キュウリやニンジンの野菜スティック

やはりサンドイッチを持ってくる子が一番多いみたいでした。でも野菜にハムにチーズになんていろいろ具材を用意するのではなく、ハムだけ、チーズだけ、ジャムだけ、といった思い切ったシンプルさでした。

フランス人の女の子
・クスクス(クスクスという粒状のパスタにトマトやキュウリなどの野菜を混ぜ、塩やハーブで味付けしたもの)

日本ではあまり一般的ではないですが、フランスでは手軽な国民食のようです。クスクスはパスタの一種ですが、他の一般的なパスタより調理が手軽です。

スペイン人の女の子
・パスタのみ(茹でたペンネにオリーブオイルと塩だけで味付け)
・野菜スティックやフルーツ

シンプルすぎるのでは!? と思いましたが、シンプルな食事がいい、という考え方があるようです。娘は白いパスタが食べたい、と言ってこのお弁当に憧れていました。

ポルトガル人の男の子
・ボロネーゼ(茹でたパスタにボロネーゼソースを和えたもの)

サンドイッチのような「冷たい食事」よりも「温かい食事」の方がベター、という考えらしく、火を使って調理したものをお弁当に持たせたいという話をこの子のママから聞きましたが、ボロネーゼソースの缶詰を開ければすぐ完成、調理は簡単ですね。

オランダ人の女の子
・寿司(現地のスーパーで買ったもの)

日本に縁は全くない子なのですが、無類の日本食好きだそうです。いろいろ好きな食べ物があるらしく、寿司だけでなく、パスタもパンも持ってきているということでした。でも、全て家で作れるわけではないので基本は買ってきた物、みたいです。

お弁当作りをがんばらない、が普通?

筆者は、実際にこんなお弁当をマネして作ってみたのですが(パスタにオリーブオイルだけ、スーパーの寿司、は却下させてもらいました)、本当に楽。確かに日本のお弁当のクオリティの高さに比べると、栄養面も見た目も劣るのですが、これもアリなのか、とカルチャーショックを受けました。

いろいろなお弁当作りを体験して、

「みんなお弁当作りをがんばっていない。簡単シンプルな方がむしろ子どもがよく食べるかも」

という気持ちになりました。日本のママ(もっとパパにも作ってもらいたいですね)たちはちょっとがんばりすぎているかもしれません。

子どもが興味を惹くキャラ弁や何品もおかずが入った栄養満点のお弁当は確かにステキで、そんなお弁当を作れる人は尊敬なのですが……。お弁当を作る時間はどんどん短くなっている筆者なのでした。

 

文・野口由美子 編集・木村亜希