赤ちゃんはおしゃぶりが好き?おしゃぶりを使うメリットとデメリットも知っておこう #産後カルタ
妊娠中、ママは赤ちゃんのお世話をするイメージを膨らませることでしょう。授乳、寝かしつけ、遊びなど生活のすべてをしばらく赤ちゃんとママはともにすることになります。しかし想像していたことと子育ての現実がまったく同じだった、というママは少ないのではないでしょうか。例えば、寝かしつけのときなどに役に立つアイテム、“おしゃぶり”についてです。赤ちゃんはおしゃぶりが好き! だと想像していたのに、現実はそうではなかった! というママからお悩みが寄せられました。
『4ヶ月の赤ちゃんがいます。完母で哺乳瓶もおしゃぶりも嫌がります。最近、グズグズが酷くておっぱいを何回も欲しがり、新生児の時くらい、母乳を与えています。寝ぐずりも酷いので、せめておしゃぶりくらいしてくれたらなぁと思っているのですが、ペッ! って吐き出します。慣れてほしいのですが、この時期からだと難しいですか?』
おしゃぶり、いつから始めた?いつ外した?先輩ママたちの体験談
『うちは1ヶ月頃から寝るときだけ使っていたので、おしゃぶり=ねんねで楽だった。そして1歳過ぎた頃に急におしゃぶりを突き返されてそのまま卒業だった』
生後1ヶ月からおしゃぶりを使わせていた、というママは寝かしつけが楽だったとのことです。そしておしゃぶりを卒業する時期も子ども自身が決めたのだとか。自立したお子さんですね……。
『私はすごく楽だった。あれすると落ち着くみたいで、おしゃぶりしながら寝てくれることも多かった。ただ、乳離れと同時にやめた』
おっぱい代わりであるおしゃぶりは赤ちゃんにとって一種の“精神安定剤”のような役割を果たしているようです。おしゃぶりを使うことで子どもが落ち着いていた、というママのコメントがありました。おしゃぶりの卒業は卒乳・断乳のタイミング、とママが決めていたようです。
『うち、長男はおしゃぶりしていた。手がかからなくて楽だった。泣いてもおしゃぶりあれば一瞬で泣き止んだし。でも、3歳半までやめられなかった』
こちらのママは、赤ちゃんの頃はおしゃぶりを使うことで手がかからなかった、とのことですが、おしゃぶりをやめるときに苦労した、とのことです。子どもによっておしゃぶりを卒業するタイミングは異なるので、難しいところですね。
おしゃぶりを使うことのメリットとデメリット。歯科医推奨のおしゃぶりのやめどきは?
おしゃぶりを子どもに使わせることについて、メリットとデメリットの双方があり、ママのあいだでも時に論争を呼ぶことがあります。
メリットは、寝かしつけなどのお世話が楽になるケースがあること。ただし、これはもちろん子どもがおしゃぶりを受け入れてくれることが前提です。
デメリットは、口におしゃぶりを入れているため、ママとのコミュニケーションの機会が少なくなるかもしれないことがひとつ。また、歯並びに良くない影響が出る可能性を指摘する声もあります。公益社団法人日本小児歯科学会の医師が歯科検診に訪れた約1,100名の子どもたちを対象とした調査では、おしゃぶりの使用や指しゃぶりを年齢が高くなるまで行っていると、子どもの歯の噛み合わせに良くない影響を与える可能性を指摘しています。おしゃぶりを使用している子どもは使用していない子どもと比べて「上あごが前に出てくる」「上下の歯を噛んだときにかみ合わせがずれる」「上下の歯を噛んだときに上の歯が前に出ていたり下の歯が前に出ているなどかみ合わせがジグザグになる」傾向がみられるそうです。
公益社団法人日本小児歯科学会では、影響を最小限にとどめるため、2歳ごろまでにおしゃぶりの使用をやめることを推奨しています。3歳以降まで子どもがおしゃぶりを使用していた場合、子どもの歯のかみ合わせに良くない影響が出やすいそうです。
おしゃぶりの活用にはメリットとデメリットがある。使用する時間やタイミングをママがコントロールしてあげて
おしゃぶりを子どもに使わせることはママたちの経験からメリットがあることがわかります。ただ、小児歯科の現場からは長期間や長時間のおしゃぶりの使用について注意点があるのも事実です。おしゃぶりの利用に限らず、何事もやりすぎるとデメリットが目立ってしまいますよね。おしゃぶりのメリットを最大化するためには、ママがおしゃぶりを子どもに使わせる時間や期間をコントロールしてあげることがポイントになりそうです。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・はなめがね
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