育児疲れで子育てが嫌になっても「子どもがいる人生は幸せ」なワケ
子育て中は子育てに嫌気が差したり、「自分には子育てが向いていない」と思えたりして、苦悩や不安を抱えることがあります。それとは逆に子どもの笑顔や楽しそうにしている姿を目の当たりにすると、「子どもがいてくれて良かった」と思うことも。子育て中は夫婦だけで過ごしていた日々と違って、ときに辛く、ときに楽しくというようにいろいろな感情に左右されますよね。
子育ては一筋縄ではいかない!ママやパパの葛藤と悲痛な叫び
株式会社ベビーカレンダーが「子どもがいる人生でよかったと思う瞬間」に関する意識調査を実施しました。調査結果の中には前向きな回答だけでなく、ママたちの葛藤や子育ての悲痛な叫びなどリアルな回答が寄せられたそうです。
全体の約42%の親が「子どもや子育てが嫌になったことがある」と回答
「子どもや子育てが嫌になったことはありますか?」の問いに、「とてもある」「まあまあある」と回答したのは全体の約42%という結果に。中には「何をしても泣き止まないとき」「イヤイヤ期」の頃に「子育てが嫌になったことがある」と回答した方もいました。
そしてそのうちの約14%は「自分が子育てに向いていないと感じる」とも。一生懸命考えてわが子に接しても、子育てが思うようにいかないと自信をなくしてしまうこともありますよね。
子育てが嫌になる理由の第1位「自分の時間が確保できない」
子育て中は子どもを中心としたスケジュールになるため、ママやパパの時間を確保するのが難しいですよね。2位以下の理由も、ママやパパなら感じたことがあるような「精神的負担」や「体力的な負担」といった回答がずらりと並んでいます。パパや両親の協力を得たり地域の公共施設を利用したりして、ママがリフレッシュできる時間を設けられるようにしたいですね。
イライラや苦悩があっても「子どもがいる人生は幸せ」
意識調査の結果から「子どもや子育てが嫌になったことがある」と思っているママやパパがいることがわかりました。しかしその反面、「子どもがいる人生をどう思いますか?」という問いには全体の約98%の方が「とてもよい」または「まあまあよい」と回答しています。ママやパパが苦悩や不安を抱きながらも、子どもがいる人生で良かったと感じていることがわかりますね。
また子どもがいて良かったと感じる理由の「つらいこともあるけど幸せと思う瞬間があるから」という回答が約82%と一番多い結果に。その他にも「家族が増えてうれしいから」「子育てを通して自分も成長できるから」という回答も寄せられました。子育てを通じて親自身が経験できたり成長できたりしたことを評価して、子どもが人生を変えてくれたと感じる方もいるのですね。
子育て中は他のことが考えられないくらい子どものことを考えてしまいますよね。些細なことが気になって怒ってしまった後に「こんなはずじゃなかった」と思うこともあるのではないでしょうか。後悔してしまったその一瞬で「子育てが嫌」だという気持ちをずっと抱え込まずに、子どもが見せてくれる笑顔や成長を糧に「子どもがいる人生は幸せ」と思える瞬間を増やしていけると良いですね。
■調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
■調査期間:2018年7月28日(土)~7月30日(月)
■調査件数:952件
文・藤まゆ花 編集・横内みか