小さな子どもがいる親の悩み「子連れ外食のハードルの高さ」について考える
「もし、泣きだしたら?」「愚図りはじめたら?」
筆者は、産後しばらく、子連れで外食をするという心の余裕が全く持てませんでした。迷惑をかけてしまったらいけない、いつ泣き出すかわからない中で食事をするなら、家で簡単に済ませたほうが楽だ……。そう感じて、外食を避けているママたちは多いのではないでしょうか。
最近では、「お子さま歓迎」という飲食店も増え、子連れでの外食のハードルも下がってきているのかもしれませんが、それでも、赤ちゃんや小さな子どもを連れての外出、外食は想定外のことが起こる確率の方が高い、と筆者は経験から感じています。
「いける!」とお店に入ったのに、まさかのイヤイヤ発動で疲れ果ててお店を出てきた……という経験、お子さんがいるママたちにとっては日常茶飯事ではないでしょうか。
子連れでの外食については、SNS等でも話題になりやすいテーマです。今回は、ママスタコミュニティに寄せられた、小さなお子さんがいるママたちの「子連れ外食」についての意見をまとめてみました。
子どもが騒ぐかもしれない中での外食は辛い……
どうしても外食するしかないという状況でない限り、小さな子どもを連れて外食をしようとは思えないものです。外でゆっくり誰かが作ってくれた食事を味わいたいという気持ちがあっても、それはもう少し先のことになりそう。
『子どもが小さい時は子ども優先でお店を選んでた』
『うちも、愚図って大変だから、外食じゃなくて持ち帰りとか出前とかにしてる』
『疲れるから外食はしない』
『下の子が生まれてからは外食しなかったよ。もう疲労感がすごくて、なんかお金も無駄にした気持ちになる』
『何があるか分からないから、子どもが小さな頃は外食をしなかった。行ってもフードコートだったな』
外食で辛かった出来事
避けてはいても、子連れでの外食をすることはあります。その場合、周りに迷惑をかけないように配慮していても、子どもはなかなか思い通りにはいかないものです。
『息子が愚図り、せっかく頼んだとんかつセットが冷え切ったのを、子どもを抱っこのまま片手で犬食いで食べた時、最高にみじめで辛かった。せっかくのカレーも、ほぼ丸のみで即出たのを覚えてる。おかげで私、早食い丸呑みのくせが治らず、逆流性食道炎になった』
『長女が、外食してギャーギャーと騒いだ時、隣でおとなしく食べている子を見て、私のしつけが悪いみたいな言い方してきた旦那に腹が立った』
子連れで外食をするときには
ママスタコミュニティの中には、「子どもを連れて外食しないでほしい」という投稿もたくさんありました。外食は、外で美味しい食事を食べて、それに見合った金額を払うことです。
その時間を、騒ぐ子どもの声や泣き声で邪魔されたくないという気持ちはわかります。でも、子連れでお店に入るママたちも、「迷惑をかけないように。ここであれば子連れでも入れそう」など、いろいろ考えてお店を選んでいるはずです。
「お子さま連れ歓迎」。今は、そう表示をしているお店がたくさんあります。筆者も、子連れで外食をするときには、インターネットで「子連れOK」とチェックが入っているお店を選んだり、個室があれば個室を予約したりと、子連れで外食をするときにハードルになりそうなことを一つずつクリアしていきました。そうすることで、子どもも自分もリラックスした気持ちで食事の時間を過ごすことができました。
「迷惑をかけてはいけない」というママのドキドキが子どもに伝わって、愚図ったり、泣きだしたりすることが、もしかしたらあるのかもしれません。
「そこまでしなくちゃいけないなら、子連れで外食はしない」というのも、ひとつの選択肢です。ただ、育児中に外で食事をするというのは、ママにとっては特別な時間。その時間を、みんなが快適に過ごすためには、それぞれの立場でできる“気遣い”や“思いやり”が大事なのでないでしょうか。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ
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