義実家へパパと子どもだけの”父子帰省”はアリ?すでに実践しているママたちの声は
お盆や年末など長期休みの前に、ママたちの中で話に上がる義実家帰省の話題。何泊かするとその間に嫁として気を使うことも多く、帰省前から憂鬱に感じるママもいるのでは? そんな中、筆者の周りでちらほら聞こえてくるのは「パパと子どもだけで帰ってもらう」という声です。普段仕事や家事、育児を頑張るママは、パパと子どもたちが帰省している間、仕事に没頭する、思う存分趣味の時間にあてるなど1人の時間を満喫するのだそう。ママスタコミュニティにもママ抜きで義実家に帰省する「父子帰省」について、すでに実践しているママたちがいました。
父子帰省賛成!ママにも1人時間を
普段やるべきタスクが多く、子どもが小さいうちはなかなか1人時間を取りづらいママたち。旦那さんが家事や育児に協力的な人であっても、義実家に帰省すればずっと休んでいられるわけではありませんよね。義実家でも働くママたちは、パパと子どもだけで帰省する父子帰省、大賛成のようです。
『旦那に預けるのは少々不安だけど、親は母親だけじゃないよね? 父親の自覚を持つ良い機会でもあると思う。母親にも夏休みくらいくれ』
『本当に、いくのが毎年億劫。正月と。何でこんな風潮に? 父子帰省でいいじゃんね!』
すでにやってます、父子帰省
ママが義実家に帰省するのは極力控え、父子帰省をすでに実践しているママたちもいました。
『お盆や年始以外は父子だけで行かせることもあるよ。最初は渋ってた旦那だったけど、私の機嫌も良く感謝されるし、子どもは基本的に義父母が相手してくれるから問題ないってわかってからはそのスタイルが多くなった』
『うちは大型連休は5才から父子帰省してもらってる~』
『息子が高学年のときに1度だけ旦那と2人で帰省した。
いとこのお兄ちゃんと遊んで凄く楽しかったって言ってた』
『旦那は固定、私は土日祝日勤務ありのシフト制のフルタイム共働きだったこともあって、一通りのことはできる旦那なのでお任せしております。
主婦も休みが必要。何より子ども本人も楽しんでいるみたい』
父子帰省は旦那さん1人で子どもを何日も見るわけでなく、帰省先の義父母も一緒に子どもを見てくれることになるため、ママも安心です。パパは親孝行ができるし、ママが一人時間をとることで余裕ができて帰宅後は感謝されるのでいいことづくめ。何よりも子ども自身がおじいちゃん、おばあちゃんと楽しく過ごせているのがいいですね。
父子帰省するにはパパと義両親による!?
ママが安心して父子帰省に送り出すには、子どもを義実家まで連れて行ってくれるパパや、預かってくれる義両親がしっかり子どもを見てくれるかどうかも重要な要素のようです。
『うちは大丈夫。旦那の方がチャイルドシートや、外遊びのときの危険予知は私より数倍しっかりしてるしうるさい。
義両親は娘孫の育児しょっちゅうしてるせいか、きちんとイマドキの育児を把握してて、勝手にあれこれしない。そしてお金は使ってくれる。
私の方が休み取りづらい仕事だったから、よく父子帰省してたよー!』
『うちは義理親も旦那もしっかり見てくれるから何も心配無いわ。
朝ごはんから歯磨きドライヤー宿題まで完璧』
『人によるね。
ウチは旦那がそれなりに見張るから大丈夫。
2人とも歩いて3分くらいの店にしか連れて行かないから外出も問題ないかな』
『うちは子どもが赤ちゃんのころから父子帰省だわ。子どもたちも人見知りなかったし、ジジババも私に気を使うことなく孫を独占できて嬉しいみたい。今年も無事に父子帰省を見送った。私は独身気分を満喫している。毎日仕事だけど(笑)』
父子帰省はなし!子どもが心配で預けられない
一方で、子どもを預けることに不安のある旦那さんや義両親だと、自分が子どもから目を離すことになる父子帰省を勧めるには勇気がいるようです。
『1人の時間より子どもたちが一緒にいる方が安らぐ。いろんな放置事故もあるし、怖くて私は絶対無理』
『私も心配派。もし何かに巻き込まれたとき側に居られなかったらと思うと無理すぎる。特にお盆なんて運転に慣れてないドライバーからもらい事故する可能性もあるし……』
『1日ぐらいなら気を張ってるだろうからいろいろ気を付けてくれると思うけど、時間が経って子どもがいることに慣れてくると、普段見慣れてない人達って「もう○歳だから大丈夫だろう」とか勝手な判断で目を離したり、危険予測できなくて思わぬ事故にあいそうだから、何日も泊まりは心配の方が大きくて一人時間がもらえても楽しめない』
子どもにアレルギーなどがあればさらに不安は拭い去れませんよね。
『アレルギーがあると乳児は無理だな。天ぷらを作って食べさせたとか言われたことがあるし、近所のおばさんが勝手に上がり込んで勝手に作って勝手に食べさせてとかあったし』
『うちはやるとしたら生きて帰ってこないな。私がいてもちょっと目を離したすきに1歳児にピーナッツをあげたり、私たちに言わずに勝手に車にのせて連れ出したり。もちろんチャイルドシートなんてつかわない。旦那も全く見てない人だから、無事に帰ってこれたら運がいいとしかおもえない』
食事面のほかにも、チャイルドシートを使わずに子どもを車に乗せる、プールや川など目が届きにくい場所へ連れて行くようだと、ママの不安は倍増です。
『勝手にプールや川に連れていく、シートベルト無しで遠方まで買い物へ行く人だから無理』
『吐くんじゃないかというくらい、おやつ、ジュースを与える。夜中まで連れ回し、朝早くから連れ回す。子どもは車では膝の上。とてもじゃないが私は無理』
子どもがある程度大きくなったらできるかも
やはりある程度子どもが大きくなって、自分のことは自分でできる年齢になれば父子帰省もしやすいようです。
『子どもが小さいうちは絶対なしだ。何かあって後悔したくない』
『小学校高学年以上なら父子帰省いいかもしれないけど、幼い子は無理だわ。心配で息抜きなんてできない。勝手に川遊びとかしそうだし怖い! 何かあってからじゃ遅い』
『子どもが小学校中学年くらいになったらありかなと思うけど、 小さいうちはなしかな』
孫に会えて両親は喜び、妻からは感謝される父子帰省。普段忙しくて子どもとの時間がなかなか取れない旦那さんも、子どもとじっくり向き合えるいい機会になるのではないでしょうか。
たまには休みたいと考えるママも、ある程度子どもが大きくなって、旦那さんや義両親に任せられるのなら、一度提案してみるのもいいかもしれませんね。その際には、「義実家に行きたくない」ということではなく、「たまには休みがほしい」ということを伝えるのが良さそうです。
パパと子どもだけの父子帰省、旦那さんはできそうですか?
文・山内ウェンディ 編集・横内みか イラスト・Ponko