歯みがきに苦戦しているママへおすすめ対処法。歯みがきデビュー前の習慣づけとは?
わが子に虫歯になってほしくないと願うものの、1~2歳頃の歯みがきに苦戦しているママもいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにも、歯みがきを嫌がる1歳の子どもに、どうしたら歯磨きをさせられるのか、と悩むママからの投稿がありました。歯みがきを嫌がるからといって、歯みがきをしないわけにはいきませんよね。
まずは歯みがきデビュー前から口の周りや口の中をさわることに慣らしておく
歯磨きの習慣がついていない子どもにとっては、突然歯ブラシを口に入れられると驚いてしまいます。赤ちゃんのうちから口の周りを触られることに慣らしておくとよいでしょう。初めての乳歯が生えてきたら、ぬらしたガーゼを指に巻いて歯を拭いてあげるようにして、口の中も触られることに慣らしておきます。本格的な歯ブラシの前段階に、カミカミ練習用に、赤ちゃんの歯固めおもちゃに似た歯ブラシもあります。乳歯が数本生えてくる1歳頃には、まだしっかり磨けなくてもよいので、歯みがきの練習を始めるとよいでしょう。わが家の上の子はなんと生後3か月に下の歯が生え始めてきて、1歳半の時点で一番奥の歯以外は生えそろっていました。そのため、4か月頃よりカミカミ用の歯ブラシを持たせて、1歳前には歯ブラシを使って歯みがきをするようになっていました。
歯みがきを嫌がるようになった子どもへの対処法
日本歯科医師会によると生後6ヶ月から8ヶ月にかけて最初の乳歯が下の中央から生えてくるそうです。もちろん個人差はあるでしょう。歯磨きを練習するタイミングがなく、初めから嫌がってしまう場合や、練習しても嫌がってしまう場合はどうしたらよいのでしょうか。ママスタコミュニティにもママ達の努力がうかがえる対処法が寄せられました。
STEP 1 歯みがきの歌に合わせて歌いながら磨く
小さい子どもに人気のアンパンマンやしまじろう、Eテレ「おかあさんといっしょ」の歌などに合わせて、歯みがきタイムを何とか楽しませています。
『アンパンマンか何かの音楽に合わせて磨くビデオで歌いながらごまかしてやっていたよ』
『「はみがきじょうずかな」に出演している「気」にさせて、音楽かけたり歌ったりしていました。本人もその気になって、はみがきやらせてくれました』
『「虫歯建設株式会社」の歌か「歯磨き上手かな」の歌を歌いながら押さえつけて磨いていたなぁ。曲が終わったら必ずおしまいにして(磨き終わるまで曲を間延びさせて歌ったりして調整)たら、1ヶ月ぐらいで不機嫌そうに口開けるようになった』
これで歯みがきしてくれるとママも歌った甲斐がありますね。
STEP 2 動画を見せながら気をそらしている間に磨く
歯みがきタイムのときのみスマートフォンやタブレットで子どもに動画を見せて、子どもが動画に集中している隙に磨くのも手ですね。
『歯磨きのときをiPadタイムにして、歯磨きの歌の動画流したりしている。口だけあーんさせて、せっせとこちらは歯磨き。ソファにiPad置いて膝立ちの姿勢にするとやりやすい』
スマホやタブレットを子どもに見せる時間を限りながら、上手に利用する方法ですね。
STEP 3 最終手段の羽交い締めでとにかく磨く
どんな努力もむなしく、歯みがきをさせてもらえない、という場合は、これしかありませんね。羽交い締めにして押さえつけてなんとか磨いた、という意見が一番多くありました。
『皆の言う通り、羽交い締め。自分の両足で子どもの肩と腕、身体が動かない様に固定して、股で頭を挟む感じ。可哀想かもしれないけど、虫歯ができる方が可哀想』
『そんなときは羽交い締めにして太ももで頭挟んで動かないようにしてやっていた。口開けないとかは鼻つまんでいた。2週間くらいしたら向こうも観念したのか普通に口開けるようになったよ』
『うちは何してもダメだったな。歯磨きの絵本やテレビ見せてもだめ、歌ってもダメ。歯ブラシや歯みがき粉を一緒に買いに行ってもだめ。動画見せながらもだめ。羽交い締めにして無理矢理やっていたけど、2歳前には普通にできるようになったよ。下の子はもうすぐ1歳、こちらも押さえつけて歯磨きしています』
『うちも酷かった。対策としてよく聞くものは全部試したけど、ダメ。あきらめてその頃は泣いても押さえてやっていたよ。うちは3歳過ぎたらすんなりやるようになった』
また、同時進行で歯ブラシ2本持ちもおすすめです。
『歯ブラシ2本用意して持ち手の方を噛ませて空いている隙間から磨くと楽だよ! もちろん羽交い締め』
わが家の下の娘も1歳頃、歯ブラシは好きだけれど磨かれるのが嫌いで、毎日歯ブラシを持たせておいて羽交い締めにして磨いていました。上の子はあまり苦労しませんでしたが、下の子は2歳頃まで毎日格闘していました。
いつかは羽交い締めにしなくても自分から口を開けるようになる
羽交い締めにしていたママ達が声をそろえるのが、2~3歳頃にはスムーズに歯みがきできるようになる、ということです。まだ歯みがきをする理由が分からなくても、毎日歯みがきをする理由を伝えて、必ずしないといけないと習慣づけることが重要です。
『二歳半になった今は虫歯の意味がなんとなく分かるようになってきて、「虫歯になったらキュイーンって削らなきゃいけないよ」って言うと頑張ってくれるようになったよ』
虫歯になるとさらに痛いことになる、ということが分かってくるまで、あの手この手を考えて頑張って歯を磨いてあげましょう。歯みがきは嫌なことではなく、お口の中がきれいになって気持ちのよいことです。どんな方法でも歯みがきが終わったらたくさん褒めてあげて下さいね。
文・ゆかりんご 編集・横内みか
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