「歯磨きを嫌がらないわが子」に起きた異変 #育児の新発見
離乳食が始まり、早々に歯磨きのトレーニングを始めましたが、わが子は歯磨きを嫌がりませんでした。
おやおや? 聞いてた話とちがうぞ?
子どもって歯磨きをもっと嫌がるものではと思いつつも、笑顔で歯を磨かれるわが子に、胸を撫でおろした生後5か月。
時は流れ、子どもの自我と好奇心が強くなってきたころ、異変が起きました。
あんなに笑顔で磨かれていたのが、口を強く紡ぎ、
「絶対に磨かせましぇん!!!」
という頑なな態度。
無理に磨こうものなら大暴れ。
固い口は開かれることがないまま、なんとかガーゼをまとった指を滑り込ませ
歯を拭ってあげるのみに留まるような日も少なくありませんでした。
離乳食はすでに3回食となり、歯も順調に生えてきています。
このままでは歯に絶対によくない。
そう思っていたある日、事態は思わぬ方向へ。
自我が強くなってきたわが子は、触りたいものを絶対に触りたい! と暴れます。
徐々に「歯ブラシを触りたい」という気持ちが強まり
ついに私から奪い取るようになりました。
そうなるとお手上げ。奪い返すと怒って泣いてしまうし、
なんといっても歯ブラシを持ったまま高速ハイハイで逃げていくので一苦労。
普通の棒状の歯ブラシなので危ないし、どうしたものかと思っていたところに
我が家にはもう一本歯ブラシがある事を思い出しました。
それは赤ちゃんが喉をついてオエっとならないよう、ストッパーのついている短めの歯ブラシ。
せめてこっちを持ってもらおう! と取り出しました。
短い歯ブラシをつかんでる間に長い歯ブラシで磨く。
途中で「やっぱりそっちよこせ」と催促されれば仰せのままに、今度は短い歯ブラシで磨いてあげる。
「歯ブラシをいじりたい!」という欲求を満たしてあげることで
また歯磨きをスムーズに遂行出来るようになりました。
今では自分で口に運び、かじかじちゅぱちゅぱできるわが子。
自分でそうしてる間に、もう一本の歯ブラシもお邪魔して、「同時仕上げ磨き」が最近のトレンドです。
ちなみに、のどに届きにくい子ども用の歯ブラシより、普通の歯ブラシのほうがお気に入りのわが子。
自分で普通の歯ブラシを動かし、子ども用でママが磨いてあげるので
歯ブラシにストッパーが付いている意味が既になし。次からは普通の形の歯ブラシ一択になりそうです。
文、作画・んぎまむ