小学校の夏休みプール開放、保護者による「プール当番」はありますか?
子どもの頃の夏休み、開放された小学校のプールで水しぶきをあげて遊んだ思い出を持つママもいるのではないでしょうか。子どもの頃はさほど気にしなかったかもしれませんが、そこには必ず見守ってくれる大人たちがいました。
ママスタコミュニティにも、そんな小学校プールの見守りについてのトピックが立てられていました。
『うちの学校では、1年生の親がひと夏に最低2回、必ずプール当番をすることになっています。でも下の子はまだ2歳と0歳で、親戚も遠方のため預けられるところがありません。こんな理由で断るのは甘いでしょうか?』
このママさんはまだ乳児を抱えているとのことで、周囲に預け先もなく、かといって学校に連れて行くのも不安で困っている様子。こんな場合、あなたならどうしますか?
プール当番はありますか? どんな方法で実施されている?
保護者によるプール開放の見守りは、学校によってさまざまな方法で実施されているよう。ほかの小学校ではどういった例があるのか、先輩ママたちが教えてくれました。
『うちの学校は計8回のプール解放があって、プールの監視はPTA役員と先生でやるよ。1回につき5~6人の役員と2人の先生で』
『小学校はPTAの保健体育委員の人たちがプール当番してくれる』
『うちの子の学校は6年間で2回ぐらいプール当番が回ってくる。保護者は1回につき8人。2つのプールの四隅に座っているだけ』
『小学校のプールは5、6年生の保護者が担当してた』
『子ども会の保護者の間で当番を割り振られる。午前・午後に分かれて1回につき4人ずつ』
『プール当番できますっていう家庭のみ、子どもがプール開放にも参加できる。管理費として200円払う』
トピックを立てたママの場合と同じく、特定の学年で必ず当番が回ってくるというシステムをとる学校はほかにもあるようです。一方で、役員や委員のみでする、希望者だけがするといったように、必ずしも全員がプール当番をするわけではないというコメントもありました。
なかには「専門の監視員が配置されている」「保護者も事前に安全研修を受けなくてはいけない」など、より高度な見守りを実施しているケースも見られました。
『うちの子の学校は、毎年「AED講習」を受けないとプール監視できない決まりになっているよ』
『プールの見守りする保護者は事前に学校で講習を受けるよ。出られなかったら市でやってる講習を受けることになってる』
『プール当番だけ? ほかにもAED講習を受けた教員や、委託した監視員さんがいたりしないかな』
その場にいる大人たちにはただ子どもたちを見守るだけではなく、緊急の際には対応できるようなスキルが要求されるとのこと。ひと口にプール当番と言っても、学校によってさまざまな役割の違いがあるようですね。
プールに入る子どもだけではなく、見守るママたちも安全第一で!
また、今回トピックのなかにちらほら見受けられたのが、この夏の猛暑を受けて「当番どころかプール開放そのものが中止になってしまった」という声。水温が高くなりすぎるため、プールサイドが熱せられて危険だから、といった理由があるようです。学校のプール開放が、子どもの安全を第一に実施されていることがうかがえますね。
『うちの学校、今年はプール開放がなくなったよ。異常な暑さで熱中症になる危険が高いからなんだって。毎年、毎日のように子どもがプールに行ってた人は困るって嘆いてたけど』
『この異常な暑さでプール中止になったわ……』
『猛暑だからと夏休み中の学校プール全日程が中止になっちゃったよ』
暑さはプールに入っている子どもたちだけではなく、見守るママたちにも容赦なく襲います。もし投稿者のママの2歳と0歳の子どもが一緒にプールサイドにいなければならないとなれば、なおのこと大変でしょう。トピックを立てたママに対しては、先輩ママたちが実体験をもとにしてこのようなアドバイスを寄せていました。
『個人的に変わってもらえる人探せないかな? 「できないので○○さんに変わってもらいました」というのは全然問題ないよ』
『ダンナに有給とって代わりにプール当番行ってもらうか、家で子どもみててもらうかできないかな』
『私も以前、2歳児を連れて行く予定だったけど、電話したら教頭先生が「そこまでして来なくても大丈夫ですよ」って言って免除してくれたよ。聞いてみたらいいよ』
小さな子ども連れのプール当番は、状況によっては危険なのだそう。事情を話して休ませてもらったり、ほかの人を探して変わってもらったりすることが最善と考えるママが多かったようです。プール開放はあくまでも安全に実施されることが大切だとのこと。どういった方法があるのか、参考になりそうな意見ですね。
子どもたちが夏休みのプール開放で安全に楽しめるのも、たくさんの大人たちの努力のおかげ。運営したり当番を割り振ったりするママたちをはじめとして、実際にプール当番をする大勢のママたちもいることで、はじめて実現することなのですね。暑いなか今日もプール当番をしてくれているであろうママたちに、子どもたちに代わって感謝を述べたいと思います!
文・井伊テレ子 編集・横内みか
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