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火事や地震のときに赤ちゃんを守る!「新生児向け避難用抱っこひも」が2018年9月1日より発売

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地震や火事、水害など、震災が起きた時に、赤ちゃんを連れて安全に逃げるための「新生児向け避難用抱っこひも」が防災の日である2018年9月1日から発売されることに。販売するのは、1934年創業の抱っこ紐の専門メーカー「ラッキー工業株式会社」。避難用抱っこひもとは、どのようなものなのでしょうか?

首が据わっていない新生児を連れての避難は予想以上に大変

生まれたばかりで首が据わっていない赤ちゃんを、抱き抱えたまま逃げるのはママも不安なことでしょう。非常用持ち出し袋を背負い、片方の手で赤ちゃんを抱っこ紐ごと抱きかかえ、もう片方の手で上の子と手をつないで逃げるとなったら、ママの負担も大きくなります。そのうえ地震だったら地面が揺れたり、落下物や家具が倒れてこないかなどを気にしながら逃げなければいけないため、赤ちゃんだけを気にするわけにはいきません。ママとしては、様々なことに注意を払わないといけないので大変です。

地震の際にはベビーカーは使えない!

地震の際には、ベビーカーにのせたまま避難するのは危険です。なぜなら地域によっては地面にひびが入って進めなかったり、大きな揺れでベビーカーごと倒れてしまう可能性もあるからです。また塀が倒れていたり、割れた窓ガラスが道に散乱するなど、ベビーカーで歩けるような状況ではないかもしれません。そのため赤ちゃん連れで逃げる際には、しっかりとママが抱きかかえてあげることが大切です。

赤ちゃんの身体をすっぽり包んで身を守る

2018年9月1日から発売される「避難用抱っこひも」は、燃えにくい素材を使った布で赤ちゃんをすっぽりと包むことができるというもの。避難用抱っこひもは赤ちゃんの身体全体を包んでくれるので安心です。
また頭や身体を包む樹脂製の新生児向け避難用抱っこひも板をつけることで身体が丸まらず、窒息を防ぐ工夫もされています。赤ちゃんの頭が高い位置に来るよう、横に寝かせる位置を示す表示もついているので、赤ちゃんの抱っこに慣れていないママやパパでも安心して使えそうです。

また肩から斜めにかけて赤ちゃんを抱っこすることで片手が使えるので、階段を下りる際など手すりにつかまって降りることもできます。階段を降りているとき、地震がきてぐらっとゆれると足を踏み外してしまうことがあるので、必ず手すりにつかまって降りるよう気をつけてください。

抱っこひものほかにも防災ずきんとしても活躍

価格は1万8000円(税抜)となる見込みで、オンラインショップにて販売されます。使用頻度を考えると少し高めに感じるかもしれません。しかし、いざというときに子どもの命を守ることにつながると思えば、1枚用意しておくことも必要かもしれません。また本体を入れる袋は防災ずきんにもなるので、赤ちゃんが成長して抱っこひもを使わなくなっても活躍しますね。

販売は個人のほかにも、保育園や病院などでの使用も想定しているのだそう。保育園や病院、児童館など、小さな子どもが集まる施設に置いてあるといざというときに安心なので、導入してもらえたら嬉しいですね。

災害はいつくるかわかりません。赤ちゃん連れでもより安全に逃げられるように、これを機に家族で話し合っておきましょう。

問い合わせ先/ラッキー工業株式会社(0585・45・3131)

文・長瀬由利子

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