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ニュースだけではなく子ども番組も放送してほしい!災害時に寄せられたママたちの声とは

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6月18日(月)に大阪北部を震源とする地震が発生しました。朝の通勤・通学の時間帯と重なって影響が大きく、いまだ大変な思いをされている方も数多くいらっしゃるとのこと。このたび被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

さて、全国のママたちは、子どもに見せているNHK Eテレの画面が突然ニュースに切り替わったことでこの地震に気づいたようです。

『Eテレ『おかあさんといっしょ』も『いないいないばあっ』もなくなったね。うちは『みいつけた!』のエンディングテーマ見てる途中くらいから地震速報に切り替わった』

NHKは「災害対策基本法」において報道機関のなかで唯一、指定公共機関に定められています。災害時や非常事態には正確でわかりやすい情報をより早く伝えるため、取材と報道に全力をあげることとされています。この大阪北部での地震当日も、NHKは総合・Eテレ・BS放送・ラジオなど、さまざまなチャンネルで災害情報を伝えてくれました。

しかしその放送に対して、ママスタコミュニティではこんな声も挙がっていたのです。

『地震のニュースも大事だけどさ……。Eテレはいつも通り放送してほしい』

トピックを立てたママは「もちろんニュースが大事なのは大前提」としながらも、不安がる子どもたちのためにもEテレを放送してほしかったとのこと。実は今回の地震報道に関しては、同じような意見がインターネットのSNS上で数多く見られたのです。

子どものために番組を放送してほしい! ママたちの願い

Eテレの子ども番組をいつも通り放送してほしかったという声はほかのママからも挙がっていました。

『Eテレは普段通りでいいよね。子どもたちだって動揺しているだろうし、子ども番組を見ていた方が安心すると思う』

『確かに地震情報は大切なんだけど、子どもさんたちも不安がってるだろうし、Eテレくらい通常にしてほしいね』

『総合とEテレの両方で同じ内容を流す必要があるのかな? 地震以外のテレビをやることも大事だと思うんだけどな』

「NHK総合」と「NHK Eテレ」が全く同じ内容のニュースを放送していたことでママたちにはギモンが。もちろん、報道する側にとっては何らかの判断があってのことなのでしょう。しかし「ふたつのチャンネルで同じ情報を伝えていては意味がない」、「NHK総合があるのにEテレの番組まで変更する必要はないのでは」などと感じた視聴者もいたようです。

また、通常の番組をいつも通りに流しつつ、必要な情報を伝える方法もあるのではないかといったアイデアも寄せられていました。

『サブチャンネルで放送すればいいのよ』

『台風情報みたいに画面の隅のL字にテロップを出せばいいのに』

L字型画面であれば、子どもにEテレの番組を見せて落ち着かせながら、ママが必要な災害情報を受け取ることもできそう。ママたちがこうしてさまざまな声をあげることで、今後の災害報道に生かされていくといいですね。

非常時だからこそ、子どもには安心できる日常を

幼児のいないご家庭では、『おかあさんといっしょ』や『いないいないばあっ!』などの子ども番組は、ふだんから特に見る機会がないでしょう。全世代向けの災害情報の方がよほど有益で、「ニュースよりも子ども番組を」という声があがること自体が不思議だと思われるかもしれませんね。緊急時なのだから、子どもには録画やDVDを見せておけばいいという意見もあるかもしれません。

しかし毎日見ている子どもたちにとっては、親しみのあるお兄さんお姉さんたちが歌い踊ってくれたり、ワンワンやうーたんが笑いかけてくれたりする空間は、安心できる日常そのもの。当たり前のように見ていたEテレがある日突然映らなかったら混乱してしまいます。例えるならば、大好きな保育園にいつものように登園してみたら、先生もお友だちも全員いなくなっていたというようなイメージでしょうか。淋しかったりがっかりしたり、ショックを受けたりすることもあるかもしれません。実際に地震の揺れを経験した後となれば、なおさら不安もつのるでしょう。ママたちはその気持ちに寄り添っているからこそ、「こんな時だからこそEテレを!」と声をあげたのですね。

ちなみに今回の地震では、翌朝から『おかあさんといっしょ』や『いないいないばあっ!』などの放送が通常どおり再開しました。現地のママからは、そのテレビ画面を見て少しずつ日常を取り戻しつつあることを実感し「ホッとした」という声が届いています。Eテレが見られる平穏な毎日はとてもありがたいのだと、あらためて感じさせられた人は多かったかもしれませんね。

ニュースばかりではなく子ども番組も放送してほしいというママたちの願い、あなたならどう思いますか?

文・井伊テレ子  編集・山内ウェンディ

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