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初めての育児で心が休まらない……私が救われた助産師さんの一言

出産の喜びも束の間、退院してから生まれたばかりの赤ちゃんとの生活って本当に大変ですよね。私も産後は娘の慣れないお世話に疲れきっていました。
様々な事情で里帰りをしなかったので、全てを一人でやらなければならず体も心も休まる時がありませんでした。

私の住んでいる地域では出産した家庭に保健師さんや助産師さんが訪問してくれる制度がありました。夫は協力的なものの仕事に行ってしまえば娘と二人きり、孤独な育児と溜まる家事、誰かを家にあげるのは正直とても憂鬱でした。


そんな中やってきた訪問の日に助産師さんのかけてくれた言葉。
誰かと会うのは面倒と思う反面、疲労と不安に押しつぶされそうで誰かに大丈夫だよ、と言ってほしかったのだと思います。


正解のない育児だけども間違えたり疑問や迷いばかりで、自信を無くしていたのかもしれません。今までの苦労がとても報われた気がしました。

娘は今2歳になってお世話も新生児ほど大変ではありません。しかし代わりに手を焼くことも増えました。色々と落ち込んだりやっぱり悩んだりもします。

そんな時はこの助産師さんの言葉を思い出して、「下手でも面倒でも手抜きでも毎日ご飯を作ってお風呂に入れている結果、娘はすくすく育っている」と自分を肯定して元気を出しています。

 

文、イラスト・春野さくら

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