親子で週末に出掛けたい。東京都葛飾区「葛飾菖蒲まつり」の見どころは?
東京都葛飾区で葛飾菖蒲まつりが2018年6月1日(金)~20日(水)の期間で開催されます。会場となるのは、堀切菖蒲園と都立水元公園。堀切菖蒲園では約200種6000株、水元公園では約100種1万4000株もの花菖蒲を前に家族で記念写真を撮ったり、会場内のイベント広場で開催されるお祭りに参加するのもよさそうですね。「葛飾菖蒲まつり」の見どころをお伝えします。
歌川広重など浮世絵師も描いた花菖蒲
菖蒲まつりが行われるのは、堀切菖蒲園会場と水元公園の2カ所。堀切は、江戸時代から花菖蒲の名所として知られ、鈴木春信・歌川広重などの著名な浮世絵師も堀切の花菖蒲を作品に描いているほど、歴史的にも有名な菖蒲の街。
色鮮やかなグリーンの葉に紫に染まった菖蒲の花をバックに写真を撮ったり、持参したクレヨンや色鉛筆を使って画用紙に菖蒲の絵を描くのも楽しそう。小さな浮世絵師たちの描いた作品がどんな作品に仕上がるか楽しみですね。
留学生から見た「堀切と花菖蒲」の魅力をSNSで発信
江戸名所・堀切の魅力を、日本を訪れた外国人の人たちにも知ってもらおうと、区内にキャンパスがある東京理科大学の留学生が、各自の目線で見た堀切菖蒲園の魅力をSNSやホームページなどで発信するモニターツアーを実施します。留学生から見た堀切菖蒲園や菖蒲そのものの魅力がどう表現されるのか、気になるところです。
6月8日(金)・9日(土)は堀切菖蒲園をライトアップ
菖蒲の花というと、日中鑑賞するイメージがあるかもしれませんが、6月8日(金)、9日(土)の19時~21時は、特別にライトアップした菖蒲園が見られます。光に照らされた花菖蒲は、 昼間とは違った表情を見せ、夜の菖蒲園の幻想的な雰囲気を楽しめそう。
水元公園会場では土日にステージイベントを実施
もう1つの会場となる水元公園では、期間中の土日には、歌謡ショーや民謡パレード、地元小・中・高校生による吹奏楽演奏やダンスなど、様々なステージイベントが行われる予定。水元公園は、都内最大の水郷公園としても有名で、生きている化石として知られるメタセコイア約1800本からなる森もあります。ほかにも、自然環境に近い水辺に設置してある野鳥観察舎や、広大な芝生広場などもあり、子どもたちが思いっきり走り回って遊ぶのにもよさそう。
今度の週末、お弁当を持って家族で「葛飾菖蒲まつり」に出掛けてみてはいかがでしょうか。
飾菖蒲まつり概要
開催日程:6 月 1 日(金)~20 日(水)
会場①堀切菖蒲園(堀切 2-19-1)
開園時間:午前8時~午後6時まで(※)8日(金)・9 日(土)のライトアップ時は19時~21時まで開園
交通アクセス 京成線 「堀切菖蒲園」駅 徒歩約10分
②都立水元公園(飾区水元公園・水元猿町・東金町五、八丁目など)
交通アクセス JR・京成線「金町」駅から京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車 徒歩5分。「かつしか菖蒲めぐりバス」
※飾菖蒲まつり期間中の土日には、堀切菖蒲園と水元公園、金町駅、柴又を巡回する「かつしか菖 蒲めぐりバス」を運行
文・長瀬由利子 編集・北川麻耶