「今だけなんですスマホ育児」時と場合によってスマホは使える手段になる #産後カルタ
「スマホ育児」という言葉をご存じでしょうか? 比較的新しい言葉で、主に小さな子どもにスマートフォンやタブレットなどを見せたり操作させたりすることを指すようです。
子どもがスマートフォンやタブレットなどを見る、あるいは使う際のデメリットとして、「長い時間、平面画面を見続けることで視力の発達を妨げる」「親子で会話や体験をする時間が奪われてしまう」「自由な遊びを通して運動能力や体力、言葉の力や社会性、五感のバランスなどを育むはずが、遊びの時間は激減し、また肥満などの生活習慣病や運動器障害に陥ってしまう」などが挙げられます。
これらには納得できる部分も大いにありますね。でも子どもが騒いではいけないシーンであればどうでしょうか?
たとえば、病院の待ち時間。子どもと一緒に待つ際は、体調が悪いせいで不機嫌になって騒ぐ、熱はあるけれど逆に元気、といった子どもならではと言えそうな事情がついて回ります。小児科専門のクリニックならまだしも、さまざまな世代の人がやってくる総合病院であれば、子どもが騒げば周囲の大きな迷惑になってしまうでしょう。そこへ子どもをおとなしくさせるためにとスマートフォンを取り出して子どもに見せると、今度は周りの人から冷たい視線が注がれるのです。
ママスタコミュニティのママたちは、この病院の待ち時間に代表される、子どもに静かにしていてほしいシーンでの「スマホ育児」について、どのように考えているのでしょうか?
子どもに静かにしてほしい!ママたちの「戦いの軌跡」
『絵本を読んであげている』
『受付だけして、外へ出て適当に戻る』
『個人病院なら絵本かメモ帳に絵を書かせている。総合病院なら絵本やお絵描きに飽きたら売店に行ってみたり、窓から外を見たり』
『4歳の息子はポケモン図鑑さえあれば大丈夫』
『うちは必ず予約していくから、そんなに待つことって少ないけど3DSとタブレットで動画観ているかな』
『小学生以下の時は、病院に置いてある本。携帯ゲーム。会話』
なるべくはスマホに頼らずにいたいという気持ちの表れでしょうか。スマホ以外のさまざまなアイテムも駆使して、待ち時間を乗り切ろうとするママは少なくないのかもしれません。けれども全面的に肯定するわけではないけれど、場合によっては「スマホ育児(タブレット含む)」にも頼らざるを得ないこともありそうです。
「スマホ育児」のデメリットより公共の場で静かにするメリットの方が大きいときがあるのでは?
長時間おとなしくしていられない子どもを公共の場に連れていくと、荷物が多くて肝心の絵本を取り出せなかったり、電車内が混雑していてなだめようにも身動きがとれなかったりする場合もあります。
筆者個人としては、子どもとICTの問題とされる「長時間に渡らない」「親子で会話をすることを忘れない」「自由な遊びもする」点などをちゃんど気にかければ、時おり「スマホ育児」をするシーンがあってもいいのではないかな、と思います。スマホゲームをするときにイヤホンを使用したり、親が安全だと確認できている動画を見たりするのであれば、問題として危惧されているような状況にはならないでしょうから。ちなみにスマホやタブレットだけでなくテレビやビデオも含め、子育てアプリやゲーム、動画などあらゆるメディアと接触する総時間を1日2時間までを目安にすべきだそうです。
事前に親が安全で健全な動画であることを確認したものだけを見せる、子どもがスマホゲームをするときは課金しない、あるいは必要ないゲームに限ってやってもらうなど、親があらかじめ情報を制限することが求められるでしょう。スマホを使っていいのは公共の場で静かにしなければいけないときだけなど、子どもに家庭のルールを伝えておくことも必要になりそうですね。
「スマホ育児」については、賛否両論さまざまな意見があり結論が出ていないのが現状ではないでしょうか。スマートフォンのメリットとデメリットを使い分けながら、育児にうまく取り入れられるといいですね。
文・しのむ 編集・しらたまよ イラスト(産後カルタ)・ごぼふく 再編集・blackcat
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