「癒される 寝顔、万歳、カエル足」など<子育て川柳大賞>が決定
ネガティブな気持ちになった出来事も”コトバ”として表現するだけで、自分自身もくすっと笑えるネタになったりするものですよね。
一般のママ・プレママたちから募集した<子育て川柳>の大賞が、先日発表されました。企画したのはベビー&子ども服およびベビー用品の人気ブランド「ミキハウス」です。
子育て川柳【優秀賞】発表!子育ての大変さを、クスリと笑える川柳に
妊娠・子育ての悩みや喜びなどを表現した<子育て川柳>。集まった2,828首のうちから厳選なる選考の結果、3首が優秀賞に、8首が入選となりました。
さらに3児のパパとして子育てに奮闘するモデル・俳優・バラエティタレントのユージさんが、それぞれの作品にコメント。そちらもあわせてご紹介します。
【優秀賞】「監視員 母が見えぬと 泣き叫ぶ」(ゆもりんぐ さん作)
作者より:ママが見えないと泣くようになり、家事もままならぬようになってきました。いっしょにいるときも、目を見開いて私がいるかずっと見ている……まるでSP? というより、監視されてるよう。最近の娘の状況から我が家では監視員と呼んでます。
ユージさんより:本当にそうですね。うちでも「もう寝た」と思ってベッドからそーっと離れると、細目で見ていたらしく「パパー!」と泣いてましたよ(笑)。でも今では懐かしいですね。あと、“監視員”はぴったりの表現だと思います。
トイレの中も例にもれず、どこまでもどこまでも追いかけてくる我が子。「やっといなくなったな」とひと息ついていると、突然近くで「ママ……」と呼ばれてドキッ! いっときたりとも油断させません。監視員としてカンペキですね。
【優秀賞】「寝かしつけ 子どもが寝ずに 親が寝る」(わたなべ さん作)
作者より:なかなか寝そうにない赤ちゃんをあやしていると、赤ちゃんの目はパッチリ開いているのに親のほうがうとうとしてしまいます。
ユージさんより:子どもは究極の癒しなので、横にいると“か細い呼吸”と独特の赤ちゃんのにおいで眠たくなりますよね。よくわかります。
まさに”あるある”です。毎晩このパターンという親子も、少なからずいるのでは?
【優秀賞】「癒される 寝顔、万歳、カエル足」(たま さん作)
作者より:寝ている姿に癒されます。(手をM字にして”バンザイ”して、足もM字のカエル足)
ユージさんより:本当カエル足、かわいいですよね! でも、あれ大人がやると難しいんですよ。僕、こないだマネしてみたんですが、股関節痛めましたから(苦笑)。
起きているあいだは振り回されまくってヘトヘトでも、我が子の寝顔を見ればそんな疲れも全部吹っ飛びます。”カエル足”は期間限定のポーズなので、今お子さんが”カエル足”のママはぜひ堪能してくださいね!
【入選】作品は「わかる、わかる!」のオンパレード。ママの大変さは同じです
入選作品もそれぞれ「わかるなぁ」と、思わず頬がゆるんでしまうものがそろいました。
【入選】「今わたし げんこつ山の たぬきさん」(古都さん作)
作者より:赤ちゃんとの暮らしって、本当に「おっぱい飲んで、ねんねして、だっこして」で1日があっという間にすぎていきますね。
ユージさんより:さすがに僕はおっぱいは出ませんが、子育てをしていると1日があっという間というのはよくわかります。最近思ったのは1日だけではなくて、1年もあっという間だということですが。
【入選】「育児とは 夫と私の 育自なり」(さぶちゃん さん作)
作者より:いつも諭すのは親ですが、子どもたちに教えられ育てられることも多々ありハッとします。
ユージさんより:僕は毎日成長させてもらってます。でも、そのうち子どもに成長を追い越されるんじゃないかと心配です(笑)。
【入選】「離乳食 開くのは親の 口ばかり」(みみのの さん作)
作者より:離乳食を始めたころ「あーんモグモグ」と言いながら、赤ちゃんの口よりも親の口が開いてしまうなぁ……と思ったから。
ユージさんより:僕も「あーん」と口が開いてしまいますが、客観的に見てるとちょっとおもしろいですよね。
【入選】「産着干し 小さい掌 春を待つ」(rinさん作)
作者より:妊娠7か月で産着を用意し一度洗ったとき、その小ささに思わず笑みがこぼれました。お腹をさすっていると「大きくなったねー」と思いますが、服は小人のようなサイズ! 予定日の4月上旬が待ち遠しいです。
ユージさんより:赤ちゃんって、本当にびっくりするくらい小さいですよね。また“春を待つ”という表現が新生活のスタートを感じさせて素敵な句だと思いました。
【入選】「狭いけど 湯たんぽ2つ 暖かい」(こたろう さん作)
作者より:次男が生まれ、大人用の布団を3つ並べて4人で寝ています。気づくと両側の子どもたちが私にくっついて寝ているので、寝返りできずにつらいですが、両側に湯たんぽがあるようで暖かいです(笑)。
ユージさんより:我が家も娘ふたりが湯たんぽです。でも、少々動きの多い湯たんぽです。
【入選】「『いそいでよ』 口ぐせ真似され 猛反省」(ぺんとも さん作)
作者より:自分の口ぐせを子どもに真似されて、ふだん「いそいでよ」「早く」と子どもに言ってしまっていることに気づかされ、反省しました。
ユージさんより:この句は親ならみんなが一度は反省する気持ちがよく表現できてますね。うちの場合、「やめて」です。
【入選】「はじめての お風呂に夫婦で 四苦八苦」(るんるん さん作)
作者より:そのまんまです。
ユージさんより:”夫婦で”というところに、ともにがんばる新米パパママの様子が浮かんでいいなと思いました。
【入選】「パパ帰る 途端に笑顔 すでに女子」(myさん作)
作者より:ママとふたりのときは機嫌が悪いことが多く、ほぼグズグズしている娘。そこへパパが帰宅すると、今までの泣きが嘘のように満面の笑みでパパに愛想をふりまきます。
ユージさんより:女の子は小さくても女の子ですね。早いもので、うちではすでに「パパキライ」がはじまりましたよ。トホホ。
多かれ少なかれどの家庭でもあるような風景や、子どもに対する想いが描かれていますよね。あなたが一番共感できたのは、どの句でしたか? 次はご自身で一首、チャレンジしてみては?!
主催:ミキハウス 出産準備サイト
対象者:「ミキハウス ベビークラブ」会員のうち子どもがいる方、現在妊娠中の方
応募期間:2018年2月14日~20日
応募総数:2828作品