子どもの自転車デビューの年齢が「平均5.7歳→4.9歳」に!乗れるようになるコツは?
何歳くらいになったら自転車の練習ができるようになるのだろう……? 小さいお子さんのママやパパは、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
親世代が子どもだったころと比べて、現在ではキックバイクや、ペダルが取れる自転車といったように、幼児用自転車にもいろいろな種類があり、技術も進歩しています。
そのせいか、自転車デビューの年齢が下がっているようですよ。
自転車デビュー年齢、親世代と子世代の違い
日本トイザらスが20代~50代の男女1638名を対象に行った「自転車に関する調査」で、回答者ご自身が乗れるようになった年齢は、多い順に
6歳:31.2%
5歳:27.0%
7歳:15.6%
となりました。
自転車に乗れるようになった歳の平均年齢は5.7歳。また小学校に入学する年齢である満6歳までに、乗れるようになっている割合が75.1%でした。「小学生になる前に自転車に乗れるように」と考えて練習する人が多いことがうかがえます。
そして回答者のお子さんが自転車に乗れるようになった年齢は、
5歳:28.3%
4歳:24.6%
6歳:23.6%
でした。
平均年齢は4.9歳。親世代と比べると、0.8歳も若くなっていました。
自転車に初めて乗れた年齢、なぜ下がった?
自転車に乗れるようになった年齢が下がった理由、それは「小さい子どもでも自転車に乗る環境が整っている」ということにあるようです。
【理由1】キックバイクが普及
ペダルがない自転車のような構造で、足で地面を蹴って進む幼児用の二輪遊具「キックバイク」が普及したことが大きいでしょう。キックバイクでバランス感覚を養ってから自転車に乗ると慣れるのが早いという声もあります。
【理由2】親世代よりも、インチの幅が充実している
親世代の幼児用自転車といえば、16インチが主体でした。しかし現在は12インチから18インチまで、幅広いインチが揃っています。せっかく本人にやる気が出たのに、自転車の大きさが合わないことが原因でその挑戦を諦めるのは、親としても避けたいところ。今は子どもに合った自転車を選べば、すぐチャレンジできますね。
【理由3】サドルを低く調整できるようになった
自転車のフレーム設計技術が発達し、サドルを低く調整できるようなりました。サドルが低いということは、子どもの足が地面につくということでもあります。自転車が倒れる心配が少なくなり、子どもも怖がらずに済みますね。
調査期間:2018年3月16日~3月19日
調査対象:20歳~59歳 男女1638名
平均年齢はあくまで平均、すべての子どもに当てはまることでもないので、「まだ乗れない……」と親が焦る必要はありません。しかし子どもが何か新しいことにチャレンジしたいときには、ひとつ目安となりそうです。
ママスタコミュニティのママさんたちが、子どもが自転車に乗れるようになったきっかけと練習方法を寄せてくれていますよ。
【体験談】自転車に乗れるようになるまでにやったこと
キックバイク経験あり
こちらはキックバイクを小さい頃から乗っていたお子さんのお話です。
『3歳年少。キックバイクに乗ってて、簡単に補助輪なしですぐ乗れたよ!』
『年中のときにママは見てるだけ!って言われたから何も教えないで見てたら15分くらいで乗れるようになってたよ!
ストライダー乗る感覚で最初に少し足で助走してからペダルを漕いだら乗れたみたい』
『後ろ漕ぎをさせて、スムーズにできたら前に漕がせるとできますよー』
『年中の秋頃。二日で乗れた。
ストライダーは年少から乗っていた。コツは一番はバランスをつかむことかな』
またキックバイクではありませんが、
『キックボードに乗ってて前進することとスピードには慣れてたみたい』
『3歳と5歳の息子を同時に。5分くらいで2人とも乗れた。
キックボード、Jボード、スケボーに夢中で自転車には全く興味を示さなかったけど、乗れたら乗れたらで楽しいみたい』
ほかの乗り物に乗っていると、スピードに慣れていたりバランスを取りやすかったりすることもあるようです。
キックバイク経験なしでも
キックバイクでなくても、バランス感覚をつかむ方法はいろいろありました。
『5歳の時に。補助輪を外してひたすら後ろを支えながら感覚を覚えさせてたら、30分くらいで乗れるようになった』
『まずはスタンドを立てて力を抜いて姿勢を保ったまま漕ぐ練習。次に自転車の後ろを親が掴みながら走って、バランスが取れていると思ったら掴んでるフリしたまま離す。
目線は足元ではなく、前を見る』
『近所の子たちが補助輪無しで乗り始めてたから、本人は必死になって練習してた。
ちゃんと練習したのは3日間ぐらいかなぁ?
練習していた公園に、少し斜面があって、それを利用して降りてきたら乗れたみたい』
『友だちが3歳で乗れてたから必死だったのかも』
『キックバイク、三輪車なし。小1でいきなり自転車に乗れるようになったよ。交通量の多い地域だから、小学校に入ってからと決めてた』
自転車の後ろを持ち、「離さないで、離さないで」と子どもに懇願されながらも走り出したら離す、いわゆるダチョウ倶楽部方式(?)は、いまだ健在のようです。
いずれも、子ども自身にやる気がないと進歩しないので、まず子どもにその気になってもらうところからのスタートとなりますね。交通量が多い地域だとなかなか挑戦しにくいですが……。
自転車に慣れたら、良い日よりを選んで、家族で楽しくサイクリングできるといいですね!