旦那とキャバ嬢のLINEから見えてきた、夫婦の「本当」の姿とは……?
ママスタコミュニティに寄せられた『旦那がキャバ嬢とLINEをしてました』という投稿。
ある日、旦那さんとキャバ嬢がしているLINEのやりとりを見てしまったという投稿者のママは、下心満載なその内容に不安の波が押し寄せます。
「仕事」と称し、女性がお酒を注いでくれるお店に足を運んでいた投稿者のママの旦那さん。たかがキャバクラ……と思っていた投稿者のママでしたが、旦那さんの「仕事」と「プライベート」の境界線が分からなくなり、いつしか彼の気持ちを疑うようになってしまいます。
話し合いの末に見えてきた夫婦の「本当の関係」とは……? ちょっぴり切ない夫婦間ラブストーリー、あなたならどんなエンディングを選びますか?
何だか胸騒ぎが……。旦那の携帯から見えた真実
結婚5年目の投稿者のママは、旦那さんと2人暮らし。まだ子宝に恵まれておらず、不妊治療の真っ最中でした。
夫婦仲はいたって普通。平凡だけど穏やかな毎日を過ごしていたある日、旦那さんのちょっとした行動に胸騒ぎを覚えます。男性側からすれば気付くに足りないことでも、俊敏に察知してしまう悲しき女の勘。その的中率はFBIレベルと言っても過言ではないかもしれません。
「なにかおかしい……」と思うものの、その「なにか」を突き止める先を探します。
一番手っ取り早く確実なのは「スマホ」。旦那さんはトイレに行くときに必ず持って入り、出てくるのが遅かったのだそう。
しかし旦那のスマホはパンドラの箱です。見たところで良い事なんてなにもないとは分かっていても、その胸騒ぎの正体を確かめたいと思う投稿者のママ。ロックが解除される瞬間を刻々と狙っていると、Youtubeを聞きながら寝入ってしまった旦那さん……チャンス到来です!
恐る恐るLINEを見てみると……ご丁寧に名前を会社名に変え、通知もオフにし、旦那さんがキャバ嬢とLINEをしていることが発覚しました。
『「〇〇ちゃんは俺のツボ突いてくるから好き」「今度〇〇ちゃんの子供も連れて水族館行こう」「俺にもっとお金あったら愛人契約してー」
とか、その他色々下心丸出しの感じでした』
やはり予感は的中……投稿者のママは、スマホを見てしまったことを激しく後悔します。しかし今さら悔やんでも後の祭り、これはもう話し合うしかありません。
キャバクラに行くのは仕事のうち。旦那さんの言葉を信じても良い?
『旦那に問い詰めたら「ただのジョーク、営業メールなんだから間に受けてるわけがない」と返ってきました』
軽いあしらいをしてくる旦那さん。しかし言っても良い冗談と、悪い冗談があると思った投稿者のママは、もうキャバクラに行かないで欲しいと頼みます。すると
『「接待をする上で相手に気持ちいい思いをさせて話をまとめるには、女をつけるのが一番手っ取り早い。だから相手がそういう場所へ行きたいと言うのなら連れて行かなきゃいけないし、仕事の為にも仕方のない事だから理解してくれ。
誰もそこにいる女に会いたくて行ってるわけじゃない。接待する相手といい話がしたいからそういう所に行くんだ」
と語られました』
「別に行きたくて行っているわけではない」……じゃぁ、そのLINEはなに……? 投稿者のママは、旦那さんの言葉を信じて良いのか分からなくなります。
たかがキャバクラ……きっと良くあることです。シングルマザーであるという相手のキャバ嬢も、お客さんとの単なる営業トークとしてLINEをしているのでしょう。分かっているはずなのに、「あわよくば相手も旦那との再婚を狙っているのかも……?」と、よからぬ妄想に掻き立てられる投稿者のママ。
ここまで苦しむには、実は訳があったのです……。
昔からあった「虚言壁」。でも‟いつか”は治ると信じていた
昔から、ストレスが溜まると掲示板やアプリで女の子と疑似恋愛のようなり取りをして、ストレスを発散することがあったという旦那さん。今回のキャバ嬢とのLINEも、仕事や家庭のストレスからの現実逃避の一環だったのだそう。
その一方で自分を大きく見せるような「嘘」をつく部分もあり、これまでも言っていることとやっていることに違いがみられることも多々あったといいます。
しかし旦那さんを愛していた投稿者のママは、そんな日々に小さな「嘘」も自分さえ我慢すれば、いつか旦那さんが本音で話してくれる日がくるはず……と信じて結婚生活を送っていました。
『旦那が精神的に弱いのは、多分育ってきた家庭環境のせいなんだろうなって自分なりに考えてたんですよね。
そういう弱い部分も含めて、結婚して、家族になって、子どもも生まれて、幸せな家庭を作れればきっと変わってくれると信じてたし、今でも信じたい気持ちはあります。
旦那はただ寂しがりで、周りに自分の弱さを吐き出すのが苦手なだけだと思っていたのですが、ここへきてよく分からなくなってきてしまって。
変えてあげたいってドシッと構えていたはずなのに、いつのまにか私も弱ってきてしまったんだと今日改めて感じました』
人間、弱いところやダメなところは誰にでもあります。それを責め立てるのではなく、受け入れ、支えていくことが愛だと思っていた投稿者のママ。そうすれば、いつか彼も変わってくれる……そう思い続けた日々だったのでしょう。
その想いは、きっと間違っていなかったはずなのに……いつまでも変わることのない旦那さんに、とうとう疲れてしまいました。
それは「妻」ではなく「お母さん」じゃないの?
そんな悩める投稿者のママに、あるママからのコメントが刺さります。
『あなたが「お母さん」だから、甘えて浮気するチャンスや外に恋人求めるのかもよ?』
どんなときでも旦那さんを優しく受け止めてきた投稿者のママ。それは母の愛のように深く、旦那さんからすればとても居心地の良いものだったでしょう。
しかし「守りたい・救いたい」という気持ちは、互いに持つことで「夫婦」としてのバランスを保てますが、片方が一方的に想っているだけだとその関係は「親子」のようになってしまうといいます。
投稿者のママの無償の愛に甘え、旦那さんは寂しさやストレスと向き合う矢印を自分に向けるのではなく、外に向けてしまった……。投稿者のママは、今までの自分の行いが実は旦那さんを甘やかしていただけかもしれない……と気づきます。
『自分から別れを切り出した方が、すっぱり諦めもつくのかな、と思えてきました』
それでも、まだ旦那さんを愛している投稿者のママ。旦那さんを変えるには、自分が変わるしかない。けれど旦那さんの家庭環境を考えると強く出れない……でも今のままだと自分がどんどん辛くなる……。
どこかで踏ん切りをつけ、強い決断をしなくてはならない投稿者のママは悩みの迷宮に入ってしまい、とうとう体調を崩してしまったとのこと。
『子供が今までできなかったのもきっと何かのお告げでしょうし、「冗談だ」とは言いますがこういうことになってもまだ連絡が途絶えていないという事は少なからずストレスの捌け口以上の存在、あるいは既にもう恋愛のような感情が芽生えているんだと思います。
今後どうしていくかはまだまとまっていませんが、少しずつ整理していけたらと思っています』
そうして、投稿者のママからのコメントはこれ以降更新されることはありませんでした。
その後、旦那さんとどうなったのか、こちらの夫婦がどのような未来を歩んでいったのかは、分かりません。
夫婦とは、健やかなるときも、病めるときも支え合うものです。けれど本当の夫婦力が試されるのは、辛いときを一緒にどう乗り越えてきたかどうかなのかもしれません。
投稿者のママは、どんなときでも旦那さんを支えてきました。ときには一方的に甘やかす関係性になってしまったかもしれませんが、見捨てることなく、傍に居続けました。見方を変えると、それはまるで「片思い」のよう……。
どうか旦那さんが、その一途で真っすぐな想いが尊いものであることに気づき、投稿者のママのために「今」できる最善を尽くして欲しいと願います。
願わくば、2人の未来にたくさんの幸せが降り注ぎますように……。
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