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「ケチケチ家計」で家族が疲弊しないために。締めるところは締め、使うところは使う「メリハリ家計」のススメ #あきの家計簿

pixta_36011116_M「お金を貯めたいから節約しなきゃ」と思いつつ、節約生活が続くと「3カ月もがんばったから、たまには贅沢したい!」と、節約した額以上に多く使ってしまった、という経験をしたことはありませんか? 「締めるところは締め、使うところは使うメリハリのある生活を心がけたいけど、具体的にどうしたらいいかわからない」という人のために、『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』の著者であるあきさんに、メリハリ家計を作るコツを伺いました。
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ケチケチ家計で家族が疲弊!無理のしすぎは結局続かない

お金を貯めるときに「○○万円貯めよう!」という目標を立てることはいいことです。ただし、そのときに気をつけたいのが無理しすぎないこと。「年間の目標が○○万円だから、月々〇万円貯金しないと!」といって、いきなり食費を今までの半分の額にしようとしたり、「夕方以降は電気は禁止! 寒くても暑くても冷暖房禁止!」なんてやっていたら、お金が貯まる前にストレスが貯まり、結局続かなくなってしまいます。

家族関係にも問題が出てくる「ケチケチ家計」

ここまで極端な人はいないかもしれませんが、こんなケチケチ家計をしていると、家族から大ひんしゅくを買ってしまいますよ。ここでいうケチケチ家計とは、固定費、生活費が極端に少なく、そのかわり貯金がたっぷりある生活のことをさします。貯金が増えることに喜びを感じるため、家族旅行などの大型イベントはもちろんのこと、毎日の生活も節約の嵐。家族にも同様の生活を強いるため、みんなが疲弊し、家族関係がギスギスしてくることもあります。

がんばりすぎなくてもお金が貯まる「メリハリ家計」

これに対してメリハリ家計とは、締めるところは締め、使うところは使う。貯金はそこそこにやりたいことをやる、満足感の高い生活を送れる家計のことを指します。固定費や生活費にムダなお金はかけないものの、がんばりすぎなくてもお金は貯まります。

大事なことは、ムリのない範囲で節約を心がけること

「今までケチケチ家計に偏りすぎていたかも」という人は、貯金の目標額を見直して、家族旅行などの特別費に回してみてはいかがでしょうか。また、極端な節約は自分はもとより、それに付き合わされる家族にとってもストレスを与えることになります。今までの生活にムリがなかったか見直し、心に余裕がある生活を送れるようにしましょう。

大事なことは、貯金額の多さだけにとらわれず、年1回程度は家族旅行などの大型イベントを楽しみ、ムリのない範囲で節約を心がけること。たったそれだけのことで長く続けられ、結果として貯金の額も増えていくのです。

『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』

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作:あき
発売日:2018/2/1
出版社:実業之日本社

取材、文・長瀬由利子

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