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電気代の「契約アンペア」を見直すだけで年間数万円貯まるワケとは? #あきの家計簿

pixta_36955953_M気候のいい春や秋はいいけど、夏や冬はエアコンをつけっぱなしで電気代が高い……と思うことありませんか? 「こんなときは電気代の契約アンペアを見直すだけで、年間数万円貯まります」と話すのは、『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』の著者であるあきさん。電気代の節約についてお話を伺いました。
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5人家族で20A。不便さを感じたことはない

我が家は「光熱費の削減」に対する関心が昔から高い方です。電気代節約のために、現在住んでいるマンションに引っ越してきたときは、わざわざ電気代の契約を40Aから20Aに変更してもらったほどです。びっくりした管理会社の方から「家族で住むのに20Aはムリだよ」と止められたほどです(笑)。その後15年ほど同じ場所に住み続け、子どもも3人生まれましたが、一度も不便さを感じたことはありません。

いくつかの家電を使うときは「時間差」をうまく活用

それどころか、テレビとエアコン1台と炊飯器とドライヤーを同時に使ってもブレーカーが落ちることはありません。そのワケは、家電を一緒に使うときは時間差をうまく活用しているからです。電化製品は、スイッチをいれたときに一番消費電力が上がります。その後、使っているうちに安定稼働してくるという特徴があります。たとえば4つの家電のスイッチを一度に入れると、あっという間にブレーカーは落ちてしまいます。

こんなときは、まずテレビをつけて、次にエアコンをつける。しばらくしてエアコンの風力が弱まってから、炊飯器のスイッチを押す。炊飯器のご飯が炊き上がりまであと半分という頃にドライヤーを使う。たったこれだけのことで、消費電力が激しい4つの家電を使ってもブレーカーが落ちるということはないのです。ちなみに、我が家ではまだ一度もブレーカーが落ちたことはありません。

コンセントを抜く、電気を消すなどこまめな節約を心がける

ほかにも、以下のようなことに気をつけています。

・電気はこまめに消す
・コンセントは最低限以外はいつも抜いておく
・冷蔵庫はいつもスカスカ、やや弱めに設定する
・エアコンは常に最弱に設定する
・使わない部屋の電気は電球を2個つけるところがあっても1個しかつけない
・照明は切れたものから順にLEDに変更中
・必要以上の電化製品は持たない
・3LDKのマンションでもエアコンは1台、テレビも1台しかない
・防音マットをフローリングに敷き詰めて床冷え防止

契約アンペアを変えることで、月額使用料の差は数千円にも

「電気代の基本料金なんて、40Aから20Aに変えたところで、少なくなるのはたかだか数百円でしょ。わざわざそんなために電気代を節約したくない」という方もいるかもしれません。基本料金はそれほどかわらないかもしれませんが、40Aから20Aに変えることで月額の使用量は数千円ほど変わってきます。

ちなみに、我が家では、毎年7、8、9、10月は冷房が、12、1、2、3月は暖房がほぼ一日中つけっぱなしになっているため、月々の電気代は6000円~7000円と高めです。比較的電気料金が落ち着いている、4、5、6、11月は3000円~5000円ほどです。
夫婦二人ぐらしの時は、月の電気代が1800円という時もあったのですが、5人家族で小さい子がいつも家にいる生活になり、これでも随分電気代が上がりました。

年間で考えたら数万円の差に

月々数千円の違いかもしれませんが、年間で考えたら万単位で変わってくるのです。電気代のほかにもガスや水道代も合わせて考えると、さらにムダ遣いをやめたことで貯まるお金の額は大きくなります。浮いたお金は旅行先で遊ぶために使ったり、次の旅行の費用に積み立てることもできるのです。

毎日無理して節約していたら続かないうえにストレスにもなりかねません。我が家の場合は、ほんのちょっと生活するときに気をつけているだけです。たったそれだけのことでムリなくお金が貯められるとしたら、やってみる価値はあると思いませんか。

『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』

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作:あき
発売日:2018/2/1
出版社:実業之日本社

取材、文・間野由利子

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