「夕食のメニューが決まらない」ときに大活躍の魔法の献立ノート #あきの家計簿
主婦にとって毎日の献立を決めるのはなかなか大変。すぐに思い浮かぶ日もあれば、まったく何も思い浮かばず「今日の夕食、何を作ろう」と思う日もしばしば。小さな我が子の手を引きながらスーパーに買い物に行くのも一苦労。そんなときに作っておくと便利なのが、毎日の夕食が楽に決まる「献立ノート」。『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』の著者であり、献立ノートとリスト作成を7年近く書き続けているあきさんに教えてもらいました。
毎日の食事の準備が楽になる「献立ノート」と「買い物リスト」
「献立ノート」とは、毎日の献立を何にするかあらかじめ決めてノートに書いておくものです。献立のほかに、「買い物リスト」も一緒に書いておくと、「今日の夕食は何を作ろう」と頭を悩ませなくていいのでとっても楽です。また、スーパーに行った時も必要なものをまとめ買いできるし、あれも必要、これも安いから買っておこうかななんて、余分な買い物をしなくなるのでお金の節約にもなります。
育児疲れで献立リストすら作れない日々
そうはいっても、一週間分の献立を先に考えるのはなかなか大変。私も何年か前からずっと献立ノートと買い物リストをつけていて、それを持って買い物に行っていました。子どもが1人だったときはなんとか続けられていたものの、2人目が生まれてからは育児や家事の合間に冷蔵庫の残り物をチェックして、献立を考え、買い物リストを作って、というその時間が取りづらくなり、さらに手間もかかるから、疲れてきてしまったのです。
さらに、せっかくがんばって夕食を作っても、旦那さんが「急な飲み会が入った」と食べなかったり、子どもも思ったほど食べない日もあったり、予定どおりにはいかない日もたびたびありました。それらがストレスになり、やめてしまったのです。
ノープランでの買い物で出費増
献立ノートと買い物リストを作るのをやめてから8年くらいは、スーパーに行きその場で特売品を買い、何を作るかを決める生活をしていました。ただそうなると、毎日の献立を考えるのが大変だし、あげくのはてについあれこれ余計なものを買い込んでしまい、ちょっと気を抜くと出費が増えてしまいます。
新しい献立ノート&買い物リストは「使いまわし可能」
去年あたりから、一番下の子が少し手を離れたこともあり「やっぱり献立ノートと買い物リストを復活させるしかない」と思い、また復活しました。ただ、前回のものと比べて、もっと簡単にできるようにしました。何を変えたかというと、ノートに書いてある内容は使い切りのメニューなので、何回も使い回しができるのです。
左に献立、右に買い物リストがあり、買い物リストの下に大体の金額(この日は週末をはさんだので、ちょっと高めの単価)を書きました。
疲れた日は簡単にできる献立を選ぶだけ
「今日は何を作ろうかな」と悩んだときは、ノートをパラパラめくって見直し、「今日はこれ!」と決めたら、リストにあるものと同じ買い物、同じ献立にすればいいのです。これによって、毎回新しい献立を考えなくてもいいから、とっても楽です。新しい献立を作る日もありますが、「今日は疲れたから簡単なものを作りたい」と思ったら、簡単にできるページを開いて選べばいいだけなのです。
「毎日の買い物時間」と「食費」を節約
たったこれだけやっておくだけで、毎日の買い物の時間も節約されるし、献立ノートを作る時間も短縮できます。さらにいいことに、食費も月数千円浮きました。年間で考えたら、何万単位で食費が浮くので、とっても助かっています。もしよかったら、みなさんも献立ノートと買い物リストを作ってみてくださいね。
『年1回見直すだけ!ラクして貯まる!あきのズボラ家計管理』
発売日:2018/2/1
出版社:実業之日本社
取材、文・長瀬由利子