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ワーママが「職場復帰前」にしておきたい準備のポイント

お仕事に復帰予定のママにとって、育児休業中は大切なわが子と一緒にいられるかぎられた貴重な時間。子どもの月齢が上がるたびに「あと何ヶ月で職場に復帰しないといけない」、なんて心のなかでカウントダウンしているママもいるのではないでしょうか? 特に一人目のお子さんの場合は、はじめてのことばかりで不安に思うことも多いですよね。そこで今回は、お仕事への復帰前にしておきたいことをご紹介します。

夫と「家事・育児」の分担をきちんと決めておく

長く仕事をお休みしていると、仕事をしていたときの生活リズムを忘れてしまいがち。そこで復帰前に一度、お仕事復帰後の1日のタイムスケジュールをシミュレーションしてみてはいかがでしょう?

そこで大切なのは、夫と「家事・育児」の分担をきちんと決めておくこと。育児休業中はどうしても家事の負担はママの方が多くありませんでしたか? 働いている旦那さんにに気をつかって、ママが育児をしながら家事も頑張ってはいませんでしたか?

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しかしママも仕事に復帰した後は、お子さんの送迎に家事や育児などの負担をママだけが背負うのはおかしなことです。ぜひこの機会にこれまでの生活スタイルを見直して、復帰後の「家事・育児」の役割分担を旦那さんとじっくり話し合ってみませんか?

話し合うときは感情で訴えるのではなく、客観的に伝えられるように心がけましょう。そのときには本サイトで話題になった「家事・育児分担図」を作ってみるのも一つの手ですよ。復帰後にママだけに多くかかってしまいがちな家事や育児の負担を少しでも軽減できるよう、今からきちんと役割分担を決めておきましょう。

「もしものとき」の預け先を確保しておく

お仕事復帰後に出てくる「もしものとき」と言われてまず思い浮かぶのは、子どもが体調を崩してしまったときのことではないでしょうか? 慣らし保育時の子どもの体調不良はもちろん、インフルエンザ等のように数日休まないといけない場合にどうしても仕事が休めないときには、子どもの預け先を確保しないといけませんよね。両親が近くにいる場合は実家にお願いすることもできるでしょう。

ただ、そうできない場合は、病児保育をしている施設やお住いの各市区町村が運営するファミリーサポートセンター(ファミサポ)に頼るという方法もあります。ファミサポに子どもを預けたい場合は事前に登録と面談をする必要があるので、時間のある育児休業中に登録をした方がいいでしょう。また、保育園以外の民間の託児施設の中には、軽い症状の場合は一時預かり保育を引き受けてくれるところもあるそうですよ。情報収集をしっかりしておくと、「もしものとき」にも安心ですね。

「やっておきたいことリスト」を作って実行してみる

我が子との楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。その前に今だからできる「やっておきたいこと」をリストアップしてみてはいかがでしょうか? 「復帰前に飛行機でリゾート地へ家族旅行に行った」なんて人もいるでしょう。けれども、ちょっと待ってください。日常の小さな「やっておきたいこと」を忘れてはいませんか?

子どもの手形を取っておくことや、児童館や支援センターで作った工作や写真の整理、平日の昼間だから行けるママ友とのランチ会や、オムツやミルク等の消耗品のストックの補充……。リストアップしてみたら今だからできることは、もっとたくさんあるかもしれません。

先輩ママたちからのアドバイス

ママスタにも、同じように育児休暇が明けてお仕事復帰されているママさんがたくさんいます。先輩ママたちが「復帰前にやっておいたほうがよかった」と思ったことをご紹介します。

『収納や生活動線の見直しをしておくといいよ!
リズムは慣れに合わせて変えていけるけど、働き始めちゃうと「あぁ~不便」ってなっても、なかなか動かせないから』

『頼れるものなら仕事復帰後は食洗機、自動掃除機、洗濯乾燥機などに頼って乗り切りましょう! 私は全てなかったから、復帰半年は本当にキツかった……』

『時短レシピや簡単ストック料理のレパートリーを増やしておくのもオススメですよ』

『私は子どもと病院へ寄ってから遅刻して登園する場合もあるため、かかりつけの病院をなるべく朝早くから開いているところに変えたよ』

『勤務先への手土産準備や、お世話になった人への感謝や労いの言葉もお忘れなく!』

「お仕事をする自分に自信を持つ」ことが大事

お仕事を再開するうえで最初の壁になるのが「ママの気持ち」です。出産と育児のために退職をしたママ友の話を聞いて、職場へ戻ることを迷ったり、小さな我が子を自分以外の人に託すことへの不安を感じてはいませんか? 最初の頃は特にお子さんと離れがたくて、胸が締め付けられる思いをするかもしれません。一緒にいられる時間が短くて、申し訳ないという気持ちになってしまうこともあるでしょう。

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でも、たとえ短くても充実した時間を過ごせれば大丈夫! 子どもとの時間を大切にしたいという気持ちは、お子さんにも十分に伝わっているはずです。だからお仕事をする自分に自信を持ってください。そしてお家にいるときは、子どもとたくさん触れ合って、一緒に遊んで、親子の絆をより深めていってくださいね。

文・編集部 イラスト・んぎまむ

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