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断乳・卒乳後のバストアップに効果的な「4つの方法」とは

妊娠中や授乳中、豊かだった胸は卒乳とともに胸の形が悪くなったり、しぼんだりしたママも多いのではないでしょうか。こんなとき、一生懸命胸のトレーニングやストレッチをしても、姿勢が悪いと、それだけでバストは垂れ下がってしまうもの。いったいどうしたらいいの? まえかわ鍼灸院・整骨院 院長の前川和範先生にお話を伺いました。

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断乳・卒乳後に胸が小さくなる理由

「卒乳後、胸が小さくなった」「垂れてきた」とお悩みの場合、まずは姿勢を正すことが大切です。どんなに胸のトレーニングやストレッチなどをしても、立った姿勢が猫背のように体が丸くなっていてはそれだけでバストは下がります。まずはストレッチをして骨盤をしっかり鍛えて土台を安定させてください。次に胸まわりに刺激を与えてバストアップする方法についてご紹介します。

しぼむ原因は、エストロゲンなどの減少

ところで、なぜ赤ちゃんに母乳をあげるのをやめるとバストが垂れてきたり、ハリがなくなってくるのでしょうか。妊娠すると、女性ホルモンであるエストロゲンが乳房を発達させて胸を大きくはらせるようになります。さらに、オキシトシンというホルモンによりおっぱいが出るようになっています。しかし赤ちゃんにおっぱいをあげなくなり乳腺の働きがなくなってくると、エストロゲンやオキシトシンなどのホルモンが急激に低下します。それによって風船がしぼんだかのようにバストが垂れ下がったり、はりがなくなってしまうのです。

バストアップするための4つの方法

こんなとき少しでも出産前の体に戻して、スタイルの良い状態になりたいのが女性の本音ではないでしょうか。バストアップするための方法としては次の4つがあります。

①胸まわりをマッサージすること
②胸と背中を動かしたり鍛える
③腕ふりウォーキングでバストアップ
④エストロゲンを促す食材をとること

①胸まわりをマッサージすること

1
イメージとしては、二の腕のたるんだ脂肪と脇の部分についた脂肪を胸の骨(胸骨)に向けて流すようにマッサージをします。お風呂で石鹸をつけて、二の腕→脇→乳房→胸骨の流れで一方向に流すようにマッサージを20回流してください。

②胸と背中を動かしたり鍛える

2
おススメは子どもを使ってベンチプレスする方法です。やり方はいたってシンプル。まずは、膝をたてて仰向けに寝ます。次に、子どもを抱いて天井方向に高い高いをします。
子どもの体重やあなたの筋力にもよりますので、ここではあえて回数は決めませんが、あなたがしんどいと思った数に+3回追加する気持ちでやってみてください。このおまけの3回が徐々に効いてくるはずです。

③腕ふりウォーキングでバストアップ

3
時間があるときには、腕振りウォーキングをしましょう。この時の腕ふりは、振っている腕の手のひらが、耳まで届くまで上げるようにしてください。そうすると反対の腕は勝手に後ろに引かれ、肩甲骨にいい影響を及ぼします。これが背中の脂肪にも効き、胸が広がりますので、胸骨が上を向くようになり、バストが上がるようになります。

④エストロゲンを促す食材

通称、美肌ホルモンといわれているエストロゲン。女性らしいふくよな体を作るためにはエストロゲンの働きがとても大切です。エストロゲンの働きにより、乳腺組織が作られ、それによって乳腺が増えると、そのまわりには脂肪がつき、結果として胸が豊かになるのです。

そんなエストロゲンを促す食材として、イソフラボンがいいといわれています。豆腐や納豆など、大豆を多く含む食材を食べることにより、バストアップにつながるといわれています。ただし、いくら大豆がいいといってもそれだけ食べていればいいというものではありません。まずはバランスよく食べること。そのうえで、大豆製品を多めに摂ることを心掛けてください。

いつまでも豊かなバストを保つためには、まずは姿勢を正し、骨盤の歪みを整えること。そのあとで、運動や食習慣を心掛けてください。授乳後も、今の自分に自信を持てるようぜひ試してみてくださいね。

取材、文・長瀬由利子 イラスト・あい

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