いつも同じでごめんね……。「お弁当」は親から子どもへの「愛してる」の手紙
子どものころに食べたお弁当は、今でも覚えていますか?
あるママからこんな投稿が寄せられました。
『お母さんが作ってくれた弁当について、どのように記憶に残っていますか?
よかったら教えてください。』
お弁当を作る側になってから思い出す、作ってもらったお弁当たち。いつも通りのおいしいお弁当だったとしても、日々のお弁当には作ってくれるママやパパの愛情が詰まっていたのだと、親になって改めてわかるのかもしれません。
みなさんの心温まるエピソードをご紹介します。
「残さず食べてほしい!」「好物を入れてあげたい!」お弁当を作るママ・パパの願い
『冷食のからあげチキンが大好きで毎回いれてもらってた。卵焼きがきれいだった。オムライス弁当が友達に羨ましがられた。弁当の日は嬉しかった!』
『冷めてもふっくらした甘めの卵焼きかな~。色とりどりって感じで、お弁当箱の蓋を開けるとテンション上がったの覚えてる』
『甘い卵焼きは、よく入ってたな。あと、ほうれん草入り卵焼きとか、だし巻き玉子。これは嬉しかった!』
『ヒマワリのウインナー。ミニトマトが籠になってて卵が入ってた。彩りが凄く綺麗なお弁当だった。自慢のお弁当だった』
『好きなものばっか入れてくれて遠足とか運動会とかでお弁当食べるのが一番本当に本当に楽しみだったーまた食べたいな~』
ママたちからは、鮮やかな思い出の中に残るお弁当エピソードが寄せられました。友達がうらやましがるほど美しいオムライス弁当、お弁当箱を開けるとテンションがあがるほど彩豊かなお弁当、自慢したくなるお弁当……。親が子どもにお弁当を作るとき、おそらくほとんどのママやパパが「残さず食べてほしい!」「好物を入れてあげたい!」と思っていることでしょう。筆者も息子のお弁当には、息子の好きなものばかりを詰めてしまいます。そのせいか、給食よりもお弁当のほうが好きだと言ってくれます。作る立場への最高の賛辞ですよね。
3年間欠かさず作ってくれたお弁当、料理が苦手なのに作ってくれた塩おにぎり……。まるでお弁当は親からの「手紙」
『私が通っていた幼稚園はお弁当でもいいし、先に10枚綴りぐらいの「パン券」を購入しといて、朝先生に渡すと昼には焼きそばパンとかの総菜パンが幼稚園に届くシステム。好き嫌いが多くて総菜パンを食べられなかった私に、3年間毎日欠かさずお弁当を作ってくれた記憶』
『塩おにぎりに海苔で顔が書いてたんだけど、料理苦手な気の強い母がこんなお弁当作ってくれてると思ったら嬉しかったなー。また食べたい』
『いつも美味しそうに作ってくれてた。中身は卵焼き、ウインナーにミートボール等々、大概同じ物で、母からはいつも同じでごめんね。とか言われてたけど、それが大好きだったなぁ。母の卵焼きはどんなに月日が経っても変わらず母の味で、ホッコリする。だからか私がお弁当作る時も母のお弁当の再現になってしまう』
料理が苦手だけれど子どものためなら。いつも同じでごめんね……。毎日のお弁当にはママやパパの子どもに対する愛情があふれんばかりに詰まっていたのですね。
料理が苦手だったというお母さんが精いっぱい作ってくれた塩おにぎり。確かに見た目は派手ではないかもしれません。でも、おにぎり弁当を作ってくれたことそのものが親から子どもへの「愛してる」という手紙のような存在なのかもしれません。
キャラクターのお弁当や彩豊かなお弁当でなくても、今、親が作ることができる最高のお弁当で子どもに日々「手紙」を持たせてあげたいですね。いつの日か、子どもが「手紙」の意味に気づいてくれますように……。
文・編集部 編集・しのむ
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