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子どもの「爪を噛む癖」は何が原因?ママの愛情不足?解決するための方法とは

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子どもは自分の気持ちを上手に言葉で表現することができないときもあります。自分の中に抱えた気持ちをどのように処理していいのかわからなくなって泣き出したり、暴れたりする子どももいるでしょう。抱えたストレスの処理方法は子どもによってそれぞれですが、中には自分の「爪を噛む」子どももいるようです。「子どもが爪を噛む癖」に不安を感じるママから、ある投稿が寄せられました。

『小1の男の子ですが、爪噛みの癖? があります。小学生になってから爪を切ったことがほとんどありません。保育園のときも時々あったんですが、小学生になってからの方が酷いです。家にいるときは噛んでいるのはあまり見たことがありません。

このまま治らずに、癖になってしまうことがあるのでしょうか?

指摘はいけないと聞くんですが、指摘しなくても治る気配がありません。
病院に行った方が良いでしょうか?』

何が原因か分からない子どもの癖。「ストレスを感じているの?」「不安なことがあるの?」「愛情不足なの?」など、ママたちは原因を探すことに必死になってしまうことでしょう。

ただの癖?精神的なことが原因?「爪を噛む癖」がある子どもたち

手持ち無沙汰だから?―子どもが爪を噛む理由で考えられること

『うちの子も爪を噛んでいました。ストレスではなく、癖になっていました』

『授業がつまらなかったりテレビを見ているときだったりして、時間を持て余すとする子が多いみたい。それで癖になるとか』

『私自身が爪を噛む癖がありました。別に大した理由はなく、ただ無意識に口に指が行く感じです』

ストレスを感じているのかも?-子どもが爪を噛む理由で考えられること

『下の子が生まれてすぐに、上の子が爪を噛むようになって悩みました。まずはたくさん関わって愛情を伝えるために、しつこいくらい抱きしめて言葉に出すようにしました』

『下が生まれるちょっと前から爪噛みが始まった。病院で相談したら「一概にストレスとは限らない。ただ単に癖でやる子もいる。〇〇君も癖になってるだけだと思うよ。あまり責めないで」って言われた』

とくに深い意味のない癖なのか、それともなにか精神的なことが原因でやってしまうのか、ママたちの不安はふくらみます。では「子どもが爪を噛む原因」として考えられることは何でしょうか?

いつから?なぜ?子どもが「爪を噛む」ときに親ができること

1. 子どもが「爪を噛む行為」が昔か最近かを判断する

岡山県教育委員会が発行した「平成22年度家庭教育手帳」によると、子どもが「爪を噛む」行為には心理的な原因が含まれる場合があるそうです。まだ自分の感情をうまく言葉にできない子どもが「爪を噛む」という行動によってストレスを訴えているのかもしれません。

(参照:岡山県教育委員会「平成22年度家庭教育手帳」3.しつけ

一方で”心を落ち着かせる”面もあるようです。横浜市大学附属病院・市民総合医療センター 児童精神科「親子のこころのとまり木」では、過去に爪噛みなどを行って心がすっきりした経験があるため、心のバランスを取るために癖が始まるとしています。

(参照:横浜市大学附属病院・市民総合医療センター 児童精神科 親子のこころのとまり木「くせ(爪かみなど)について。」)

まずは子どもの「爪を噛む」行為が昔からあるものなのか、それとも最近起こったもなのかを判断するのはいかがでしょうか。子どもがどういうときに爪を噛んでいるのか、どういうときに子どもは爪を噛んでいないのかという状況の切り分けをしながら子どもを観察すると、もしかすると解決する手がかりが得られるかもしれません。

2. 子どもが「爪を噛む癖」は、いつどこで起こるかを探ってみる

もうひとつ、子どもが爪を噛むシーンにも注目したいところです。子どもがテレビを見ているときやリラックスしているときに爪を噛んでいるのであれば、子どもが爪を噛む原因はストレスではないだろうと推測できます。

一方でママが怒ってしまったあとに子どもが爪を噛んでいた場合には、ママが子どもを「怒りすぎてしまう」ことがひとつのきっかけかもしれません。子どもが「爪を噛む行為」の原因が誰かに怒られることだったとしたら、ママにできることはできるだけ「怒らない」こと(難しいですが)。子どもの緊張や不安の解消に努めて、子どもが「爪を噛む行為」をしなくなるか様子を見ていきましょう。

子どもを心配するママは「愛情不足」ではない

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子どもに対して怒りすぎてしまうこと、イコール、愛情不足とはなりません。「爪を噛む行為」は子どもからの「心のバランスを取る必要がある」というサインであって、そのことが「ママの」「愛情不足」につなげるにはいささか安直です。

もしもママ自身の関わりが「強い不安や緊張」を子どもに感じさせていると思うなら、できるだけ子どもが安心できる関わりを増やしたり、子どもに対する関わり方をソフトに変えたりしていけるといいですね。子どもが「爪を噛む必要はない」と感じてくれれば、御の字です。

子どももママも”完璧”でなくて良い

子どもは片づけやママの言いつけを守ることなどを完璧にこなすことはできないかもしれません。でもそれが子どもなのですよね。子どもはこれから成長していく可能性のかたまりで、まだできないことの方が多いでしょう。ママは子どもが成長の途中であることを認識し、子どもの個性や現状を受け入れてあげることが必要になるかもしれません。子どもの”完璧ではない”部分を受け入れてあげることで、ママ自身も”完璧でなくても良い”と感じることができるのではないでしょうか。

子どもの不安な気持ちをママに気づかせてくれる「癖」は、実は見えやすいサインなのかもしれません。子どもの心もママの心も軽くなって、笑顔で過ごせる時間が増えますように。

文・編集部 イラスト・水戸さゆこ

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