中田 敦彦:第3回 相方が「チャラ男」、自分は何男なんだ?
中田敦彦さんロングインタビュー第3回は、芸人が結婚を決めるタイミングについて語っていただきました。
萌さんとの番組での共演が2011年で、その後結婚までテンポよく進みますが、以前から結婚したいという気持ちは強かったんですか?
僕自身は、だんだんと結婚っていいものかもって思うようになってきた感じです。
彼女と出会う前の僕らがもっと若手だった頃、よしもとの大御所達があまり結婚していなくて、「結婚したらおもろなくなる」と若手の間で言われていた時代があったんです。
さんまさんは離婚されていて、松本さんはまだ結婚されていなくて、岡村さんもいて、よしもと芸人の先頭を走っている方があまり結婚されてなかったんですよね。
その時は自分が結婚するなんて全く想像していなかったです。
でもよしもと以外に目を向けてみると意外と結婚している人もいる。
爆笑の太田さんも結婚して長いですし、土田(晃之)さんも子どもがたくさんいますよね。
芸人仲間で飲んでいるときに、土田さんがフランクな感じで奥さんを連れてきたりするのを見て、そういうのもいいなと思った記憶はありますね。
土田さんからは、中田は結婚した方が仕事にもいい影響があるんじゃないか、って言ってもらったこともあります。
そういう風にだんだんと結婚に対して、潜在的にですけど、自分の中での意識が変わってきた感じがします。
タイミングもあったんでしょうか?
オリラジも紆余曲折ありましたが、嫁と出会った頃は「再ブレイク」といわれるようなタイミングだったので、仕事面で不安が少なくなっていたことは影響しているかもしれませんね。
あと相方が「チャラ男」キャラで再ブレイクしたこともあって、自分はいったい何男なんだ、と考えたときに、逆に家庭をしっかり持とうと思ったのかもしれないです(笑)。
なるほど(笑)。芸人さんは交際期間中にサプライズをするイメージがありますが、中田さんも何か萌さんにされたことはありますか?
こうして人に言うと恥ずかしいですけど、二人でディズニーランドに行った帰りにリムジンを手配したっていうのがありますね。
いいですね!萌さんはリムジンを喜ばれましたか?
喜んでた……と思います。
「文房具の件が逆に効いてきた」って言っていました。
前回お聞きした、初めてのプレゼントで文房具を贈った、というエピソードのことですね
文房具を贈るような男がリムジンを頼むっていう、何か精一杯感のあるやり慣れていない感じが良かったみたいです。
それからは全然やってないなー。
本当は結婚した後ももっとやらないといけないんですよねー。
次回をお楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai