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ハロウィンパーティーで子どもが急性アルコール中毒!?【朝ごふんコラム】

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まもなくハロウィンの季節。子どもにかわいい衣装を着せて、ママ同士で子連れのパーティー、なんてことも多そうですね。楽しい親子パーティーですが、気をつけないと事故につながることもあります。小児科医で「子どもを事故から守るプロジェクト」代表の出口貴美子先生にお伺いしました。
出口小児科医院院長 小児科専門医 出口貴美子先生の紹介画像

ジュースと間違えサワーを飲んで、急性アルコール中毒に!?

みんなで仮装して賑やかにパーティー。ハロウィンの楽しみのひとつかもしれませんね。ここで注意したいのが、パーティー中に、ママたちが飲んでいるお酒を子どもが誤飲してしまうこと。
見た目も味もジュースと似ているサワーやカクテルをテーブルの上に置き、ママ同士で話していたところ、知らないうちに子どもが飲んでしまったという話を聞くことがあります。

子どもは、アルコール分を分解する機能が十分にないため、ほんの少しのアルコールを口にしただけでも、急性アルコール中毒を引き起こしてしまう可能性があります。呼吸が乱れている、顔が赤いなどの症状がでていれば、すぐに病院を受診してください。

保冷用のドライアイスでやけど。手についてしまったら?

アイスケーキなどを買うとついてくる保冷用のドライアイス。これを子どもが触ってしまい、やけどをすることがあります。ドライアイスはお水をかけるとモクモクと白煙が出るので、子どもからしたらとってもおもしろいもの。好奇心から思わず触ってしまう子もいますから、出したらすぐに子どもの手の届かないところに移動させましょう。万が一、子どもが触ってしまって手についてしまったときは、流水に手をつけ自然に取れるのを待ちましょう。
ママはドライアイスの危険性について知っていても、パパや同居しているおじいさん、おばあさんが知らない場合もあるので、家族で情報を共有しておくと安心ですね。

フェイスペイントは子どもの肌に描いても大丈夫?

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ハロウィンでは、かわいいコスプレとともに顔などに絵を描くフェイスペイントが流行っています。ぷっくりとした子どもの頬にかぼちゃの絵などを描くとかわいく見えますが、小児科医の立場からするとおすすめできません。というのも、肌につくものは体の中に吸収されます。化学物質を肌にのせるということは、いいとは思いません。
日本の子どもたちのハロウィン衣装は世界の中でもグンを抜いてかわいいので、衣装だけでも十分かわいくできるし、仮装を楽しめると思いますよ。上記のことに気をつけて楽しいハロウィンをお過ごしください。

「毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとってほしい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも親子で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
ほかにも、子どもの食事・母乳販売どの生活に役立つ記事は『朝ごふん』ページで読むことができます。ぜひご覧くださいね。

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