わが子が主役のオリジナルストーリー絵本『だれか なまえを みなかった?』
幼いころ、手にした絵本にたまたま自分と同じ名前の主人公を見つけると、飛びあがるほど嬉しかったなんていう経験はありませんか? 絵本のなかで、あたかも自分自身が活躍しているようなワクワクとドキドキ、それはそれはココロ踊るものだったのではないでしょうか。
もし子どもが夢中になって開く絵本の主人公が自分だったら——。その絵本は子どもにとって、とびきり特別なものになりそうですね。
世界中が太鼓判! オリジナルストーリー絵本『だれか なまえを みなかった?』
今回ご紹介するのは、ロンドン発のオーダーメイド絵本です。日本でも2017年6月から販売が開始された『だれか なまえを みなかった』は、190以上の国と地域で販売され、売上部数が280万冊を超える大ヒットを記録しました。
名前が紡ぐ世界にひとつだけのオリジナルストーリーが楽しめるということで、世界中が太鼓判を押したおすすめの子ども向け絵本。
さっそく、内容をチェックしていきましょう。
名前をキーに紡がれる、わが子が主役のオリジナルストーリー
『だれか なまえを みなかった?』は、名前をなくしてしまったことに気づいた主人公が名前探しの旅に出かける冒険の物語です。
ある朝、男の子/女の子が目を覚ますと、ドアにかけていたはずのネームプレートが消えていました。さらに、もっと困ったことに、主人公は自分の名前を忘れてしまっているようです。
『ぼく/わたしのなまえ、なんだったっけ?』
そこで主人公は、名前探しの冒険の旅に出ます。
主人公は、旅の途中で出会うキャラクターたちの名前にちなんだアルファベットをひとつずつ分けてもらうことで、自分の名前を完成させていきます。
実はこの絵本のストーリーは、主人公の名前によって変化します。
つまり、できあがるお話は、お子さんひとりひとりの名前によって異なってくるんです。
たとえば、「さくら」ちゃんという名前の子を主人公にすれば、出会うキャラクターは、”Seal(アシカ)”・”Aardvark(つちぶた)”・”Knight(騎士)”・”UFO(ユーフォー)”……となります。希望すれば、贈り主からのオリジナルメッセージを入れることも可能。世界にたったひとつの絵本がつくれるなんて、粋なサービスですね。
英語学習の機会にも◎ プレゼントにぜひ!
絵本に登場するキャラクターと最後に出来上がる主人公の名前は英語やアルファベットで書かれているため、お子さんが自然に英語にふれる良い機会を与えてくれます。
また、ママ・パパが考えに考えぬいてつけたわが子の名前。そんな愛おしい名前をもとに、世界にひとつだけのオリジナルストーリーが楽しめるこちらの絵本は、わが子へのプレゼントにはもちろん、なにを贈ろうか悩みがちな出産祝いギフトにもピッタリですね。
※こちらの絵本は、事前に出来上がりを確認できます。
やり方は、公式ウェブサイトにて、名前をアルファベット入力し、性別を選択後「絵本を開く!」をクリック。そうするとオリジナル絵本の中身を見ることができますよ。
ぜひお子さんの名前でためしてみてくださいね。
だれか なまえを みなかった?
・原題: “The Little Boy/Girl Who lost Lost His/Her Name”
・文:デヴィット・ケイジ=ニュービー
・絵:ペドロ・セラピコス
・訳:おおわき みちこ
・本体販売価格:3,000円(海外輸送費込み)
・出来上がりまでの期間:約2週間
・公式ウェブサイト:https://www.wonderbly.com/
文・福本 福子