『フラーハウス』キャストが語る家族像 「パパとママと子ども、それだけが家族の形じゃない」
あのドラマ『フラーハウス』のキャストたちが再び日本にやってきた!
大人気ファミリードラマ『フルハウス』の続編として開始した『フラーハウス』。幼い息子3人のシングルマザーとなったD.J.が妹のステファニー、親友のキミーと、一つ屋根の下で子育てに奮闘する日々を描いています。
9月22日からいよいよNetflixにて待望のシーズン3の配信がスタートとなりますが、このタイミングで『フラーハウス』キャストたちがなんと再び日本へやってきました! 昨年末に行われたシーズン2の配信開始記念イベント以来の来日ですね。しかもその目的は……『フラーハウス』シーズン3にて配信される日本編エピソードの撮影! 今から放送が待ちきれません!
昨年の来日時に続き、今回もママスタ編集部はキャストたちへのインタビューの機会に恵まれました。
放送よりひと足先に、日本を訪れた『フラーハウス』メンバーの声をお聞きください!
「日本のみなさん、『フラーハウス』を愛してくれてありがとう!」
今回お話を聞けたのは、D.J.の長男ジャクソン・フラーを演じるマイケル・キャンピオンくん(15歳)と次男のマックス・フラーを演じるエライアス・ハーガーくん(9歳)、そして同じ家で暮らすキミーの愛娘、ラモーナ・ギブラーを演じるソニー・ニコル・ブリンガスちゃん(15歳)。3人の来日は今回が初なんだそう。さっそく初めての日本の感想を聞いてみました。
——初めて来た日本の印象を聞かせてください。また、今回の来日を待ち望んでいた日本のファンたちに一言お願いします!
マイケル・キャンピオン(ジャクソン・フラー役):実はまだ来たばかりで、撮影もこれからなんです。でも滞在中はいろんなプランがあるので楽しみ。日本はとてもいい場所で、このまま住みたいくらい!
それに街で声をかけてもらったりプレゼントをもらったり、日本にはこれだけ『フラーハウス』を愛してくれている人がいるんだというのを知って驚きました。すごく嬉しい! ファンのみなさんには「ありがとう」と言いたいです。
エライアス・ハーガー(マックス・フラー役):日本はとてもきれいな国ですね。何を見ても美しくてすばらしい! 日本の人はとにかく親切で温かく迎えてくれているので、とても嬉しいです。実は飛行機を降りるとき、僕はとても緊張していたんだけど、来日2日目でもう緊張もほぐれました。ファンの人たちのおかげです!
ソニー・ニコル・ブリンガス(ラモーナ・ギブラー役):私も、人がすばらしいというのが何よりも印象的です。行ったことのない国に来ることに緊張していたんですが、みなさんとても温かく受け入れてくれました。前回来日したメンバーたちからも、どれだけ日本の人たちが親切だったかという話を聞いていたので、今回私もそれを経験できて本当に嬉しいです。
「キャストたちは第二の家族。血の繋がった家族のほかに、もうひとつの家族に恵まれているんだ」
マイケルくんとエライアスくんは実の兄妹役。ソニーちゃんは二人とは血の繋がりはないけれど、ひとつ屋根の下で生活をする仲です。
血は繋がっていなくても、かけがえのない家族同士を演じている『フルハウス』『フラーハウス』の大きなテーマである「家族」についてお話を伺ってみました。
——実は私は『フルハウス』のタナー家にすごく憧れていて、今は自分も大家族の一員なんです。『フラーハウス』のメンバーとして大きな家族の一員を演じてみてどうでしたか?
マイケル・キャンピオン(ジャクソン役):『フラーハウス』のキャストたちは、本当の家族のような存在。撮影の現場以外でもメンバーとは仲がいいし、今回みんなで日本に来られたことで、これまで以上に絆が深まると思います。
ソニー・ニコル・ブリンガス(ラモーナ役):番組を見ていると「仲のいい家族だな」と感じると思いますが、それこそがまさに私たちキャストの関係。マイケルと私は普段からもしょっちゅうケンカをするし、ティーンエイジャーらしい遊びも一緒にするんです。
私たちが撮影以外でも持っているコミュニケーションの時間やキャスト同士の関係をドラマの中に持ちこめているので、そういう「家族らしさ」が表現できているんだと思います。
エライアス・ハーガー(マックス役):これだけ親切でサポートしてくれる第二の家族がいて、僕はとても嬉しいです! 血の繋がった家族じゃなく、仕事のことについても教えてくれるもうひとつの家族にも恵まれているんだと感じます。それはとてもラッキーなことだよね。
「今は色々な家族の形がある。『フラーハウス』が見せているのは、“新しい家族の形”」
——『フラーハウス』で描かれる「家族」は、世の中で“普通”とされるものとは違うところがあると思います。日本でも最近は、昔と比べて家族の形が多様化しています。フラー家の家族のあり方を通して、視聴者に感じてほしい思いはありますか?
ソニー・ニコル・ブリンガス(ラモーナ役):家族といえば、昔はお父さんとお母さんが1人ずつに子どもが2人というイメージがあったと思うけど、家族の形ってそれだけではないですよね。「周りにいる人たちが家族らしい愛を育んで、愛する人同士でサポートし合う」っていうのが現代の家族の姿だと思うし、私も色々な人から「今はいろんな家族の形があるんだ」ということを教わっています。『フラーハウス』では、愛をもって「新しい家族の形」を見せることができている。それはとてもいいことだと思います。
エライアス・ハーガー(マックス役):どんな形であれ、家族ってみんなそれぞれ違っていると思うんです。いわゆる“普通”の家族の形をとっていても、そのなかの誰かが他とはちょっと違っているかもしれない。形が似ていたとしても、みんな個性を持っている。だからステレオタイプにこだわる必要はないんだと思うよ。
マイケル・キャンピオン(ジャクソン役):『フラーハウス』ではコメディだけではなく、「家族とは何か」という人生の教訓をたくさん含んだドラマだと思います。愛してくれる人、サポートしてくれる人がいるということが何より大切。お金持ちじゃなくたって、スーパースターじゃなくたって、誰かから愛されてさえいれば、それがすべてだと思うんです。
ソニー・ニコル・ブリンガス(ラモーナ役):周りにいてくれる人が多ければ多いほどいいよね!
エライアス・ハーガー(マックス役):そうだね。愛してくれる人がいればいるほど、心が豊かになるんだと思う。
今回の来日で撮影されたエピソードは『フラーハウス』シーズン3でご覧いただけます。
Part1は9月22日(金)より、日本編エピソードを含むPart2は12月より全世界同時ストリーミング開始となるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
取材、文・鈴木じゅん子 編集・伊東杏奈 撮影・山口真由子
Netflixオリジナルドラマ『フラーハウス』シーズン3
Part1:9月22日 (金) 全世界同時ストリーミング
Part2:12月配信開始予定