知ってる?公園の遊具で一番事故が起きやすいのは○○だった!【朝ごふんコラム】
季節も春になり、暖かくなってきたことで外遊びの機会が増えますね。今回は、そんなときに気をつけたい、公園や学校、保育施設、レジャー施設・店舗などの遊び場に設置されている遊具による事故についてお話しします。小児科医で「子どもを事故から守るプロジェクト」代表の出口貴美子先生にお話をお伺いしました。
実はこれらの事故は春先に多くなっています。消費者庁によると遊具による子供の事故報告は1,518 件(平成21 年9月~平成27 年12 月末日)にものぼり、季節としては3月~5月に多くなっています。(※1)
「いつもは大丈夫だった」ところで事故は起きやすい
一番事故が起きやすい遊具は何か知っていますか?
実は、すべり台がトップです。遊具の種類が特定できている 1,369 件中、すべり台での事故は440件にものぼり、最多です。次いでブランコが233件、鉄棒141件、ジャングルジム120件、うんてい95件など、様々な遊具で事故が起きています。(※1)
すべり台だったらすべる順番待ちの時に突き飛ばしたり、着地するところがコンクリートになっていてけがをしたり、階段を上っているときに転落したり、ということがあります。「いつも一人で上手に上がれるから大丈夫!」なんて思って、ちょっと離れたベンチに座っていたりする時に限って、事故が起きてしまうもの。身に覚えのあるお母さんたちもいるのではないでしょうか。
すべり台での事故は、①階段から足を踏み外す、②すべり台付近を通ってすべり台に衝突、③すべり台を逆から登って転落ということが多くなっています。
ほかにはどんな事故が起きているのか、具体的な事例を見てみましょう。
下の子を連れてお迎えに行ったとき、すべり台の一番上に登って遊んでいた。親が上の子に気を取られていた時、落下音がし、見ると滑り台から転落していた。頭部打撲 と顔面出血があり、約1週間の入院となった(1歳)
約3mのジャングルジムの頂上から2歳児が転落。後ろ向きに落ちた。地面は 人工芝だったが、後頭部に数cmの血腫が認められ、約1週間の入院となった(2歳)
すべり台の滑走面を立ち上がって逆行していた。上から滑り出した別の子どもと接 触し、約3mの高さから地面へ転落。頭蓋骨骨折の重傷を負った(5歳~9歳)
ブランコのまわりの柵に座っていてバランスを崩し、コンクリートに顔面から転落。夜、目の上に痛みが出て物が二重に見えるようになり、おう吐も。 頭部CTで、眼窩底(がんかてい)骨折の診断となった(11歳)
1、2歳ほどのお子さんだったらそばで見ているのが当たり前と思っても、実際には下の子の面倒をみなければいけなかったり、兄弟が別々の遊具で遊ぶため、どちらかに付き添っている間に事故が起きてしまうこともあるのです。
事故を防ぐためにママ達ができることって?
最近は事故が起きないように撤去されてしまう遊具も増えていますが、安全な環境を作り、子どもたちにチャレンジをさせてあげることも大切です。
子どもの事故予防の活動をするうえで、撤去するのではなく、安全に遊べる環境を作ってあげることが大切だと考えています。
公園で遊べるくらいの年齢になったら、ルールを守ることを教え、楽しく遊べるようにしてあげることが必要です。
子どもにルールを教えるためにも、お母さん自身ももう一度気をつけるべき点をおさらいましょう。遊具によって事故の原因はさまざまですが、以下の点をしっかり守ることで、安全に楽しく遊ぶことができるのです。
1、施設や遊具の対象年齢を守りましょう
2、6歳以下の幼児には保護者が付き添いましょう
3、フードのついた服やカバンを背負ったまま遊ばないようにしましょう
4、遊具ごとの使い方を守らせましょう
5、遊具を使う順番待ちでは、ふざけて周りの人を押したり突き飛ばしたりしないようにさせましょう
6、天候に気を付けましょう
7、遊具の不具合や破損を見付けたら、利用を控え、管理者に連絡しましょう
ぽかぽか春のいい気候になって、親子でいろんな公園にでかけたくなりますね。子どもの安全を見守りながら、遊具などを正しく利用して、いろんな遊びにチャレンジさせてあげたいですね。
「毎朝みんなでゴハンを食べながら、たった5分でも家族のコミュニケーションをとって欲しい」という想いからはじまった『朝ごふん』プロジェクト。
このコラムは、忙しい朝でも5分で話せる子どもの安心・安全情報について紹介しています。
ほかにも、小学生の交通事故・ハブラシ事故 などの生活に役立つ記事は『朝ごふん』ページで読むことができます
朝ごふんコラムを読む