「やっているつもり」の花粉症対策、どこまでできていますか?
鼻がムズムズ、くしゃみが止まらない、目がかゆい、肌もカサカサ……この症状が出たら花粉症のサインかも!? 花粉症対策メガネにマスクでブロックしても、時すでに遅し。目はかゆくて真っ赤、顔もかゆくて、くしゃみは止まらないなんていうママもいるのでは?
日中は育児に家事にと疲れているのに、花粉症で夜も眠れないとなったらとてもつらいですよね。そうならないように早めにも今から対策を立てておくことが大切です。
そうはいっても小さな子がいたら家の中に閉じこもるわけにもいなかいし、場合によっては毎日公園通い……なんてことも。そんな時におススメなのが、環境省が提供する「花粉観測システム(愛称はなこさん)」。
花粉観測システム・はなこさん」はママの強い味方!
「花粉観測システム(愛称はなこさん)」。見たいエリアをクリックすると、アメダスの気象データと組み合わせて、最新の花粉飛散量や飛散方向が確認できます。それを見て「今日は花粉がひどいから児童館にしよう」「今日は大丈夫そうだから公園で遊ぼう」というように行先を決める参考になります。お出かけ前にチェックしてみては。
飛散する花粉の種類はおよそ60種類。身近なアノ雑草も
花粉症といえば、一般的にはスギやヒノが原因といわれていますが、それ以外にもブタクサ、よもぎなど、およそ60種類もの植物が花粉症の原因になっているといわれています。これらの花粉が原因で鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、のどの痛みなどのアレルギー症状を引き起こしているのです。スギやヒノキは春がピークですが、なかには夏や秋に花粉が飛散する植物も。毎年決まった時期に花粉症の症状が出る人は、その時期に飛散する特定の植物の花粉が原因かもしれません。気になる症状があるときは、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
花粉症対策で一番大切なことは?
人によっては夜も眠れないほどひどくなる花粉症。これがこれから毎日続くと思うと、つらいですよね。症状に悩まされないためにも、今一度しっかりと対策を行うことが必要です。体に侵入する花粉をいかに少なくするかが一番のポイント
「やっているつもり」の花粉症対策、どこまでできていますか?
「今さら花粉症対策なんていわれなくても知っている」と思う方もいるかもしれませんが、見直し必須! わかっていてもやっていないこと、多くないですか? 花粉症の症状がひどくなってつらくなる前に、今一度確認しておきましょう。
外出時の花粉症対策
マスクの着用
マスクをつけることで、吸い込む花粉の量を1/3から1/6に減らす効果が期待できます。マスクは衛生面からは使い捨てのもので顔にフィットするもの、性能的な面からは不織布のものがおすすめです。
花粉症対策メガネの着用
サイドからの花粉が入らないようゴーグルタイプのものがおすすめ。コンタクトは、目とレンズの角膜の間に花粉が入ってしまう可能性があるため控えめに。外出時は度のないメガネと併用しましょう。
花粉が付着しにくい服装
ウールなどは花粉が付着しやすいため、綿やポリエステルなど花粉が付着しにくいものを選ぶのがベスト!
帽子をかぶる
意外と見落としがちですが、髪の毛にもたくさん花粉がついています。それを防ぐためにも帽子をかぶりましょう。
帰宅時の花粉症対策
家の中に花粉を持ち込まない
外から帰ったら玄関のドアを開ける前に、衣類についた花粉を払い落としましょう。
うがいと洗顔
家に帰ったらまずするべきことはうがい。のどについた花粉を洗い流すことができます。また顔の皮膚についた花粉を洗い流すため、洗顔をしたり、鼻うがい、目を洗うのも有効です。この時、粘膜を痛めないよう体温程度に温めた生理食塩水を使いましょう。
在宅時の花粉症対策
換気時は窓を小さく開け、時間を短く
部屋の空気を入れ替えるために、短時間でも窓を全開にする人も多いかもしれませんが、これはNG。喚起時は小さくあけ、時間を短めにしましょう。
こまめに掃除する
部屋の中には、洋服や髪の毛についた花粉が意外と落ちているもの。こまめに掃除機をかけたり、棚の上、カーテンレールの上など、普段は掃除しないようなところもこまめに掃除をして花粉を取り除くことが大切です。
毎年花粉症で苦しむママも、まだ発症していないママも、もう一度花粉症対策について見直してみませんか。小さな対策の積み重ねで花粉症の症状が少しでも軽くなったら、気分よく春を満喫できそうですね。