<カブトムシと最後の夏>小学生最後の夏休み。たくましくなった息子の横顔にハッ…!【第3話まんが】
私はトモミ。最近は毎晩のように小6の息子、ナギの虫捕りに付き添っています。校区内にカブトムシやクワガタの捕れる林があって、夜7時半過ぎになると子どもたちが何人か集まるのです。しかし大人は私だけで他の保護者は誰も来ません。連絡先も分からないし、結局は毎回付き添う羽目になっています。ナギの好奇心は大事にしてあげたいですが……。私は早く夏休みが終わってほしい、付き添いの苦行から解放されたいと願っていたのでした。





私は言われるままに、ナギが指差すクヌギの木の幹を照らしました。ナギは手を伸ばしかけて動きを止めます。その瞬間、ナギの横顔が懐中電灯の光でくっきりと浮かび上がったのです。ずいぶんたくましくなった、ナギの顔が……。



私はふと、頭に浮かんだことをつぶやきます。「ナギは来年の夏も……こんなふうに虫捕りに来るのかな?」ナギは来年の今頃は中学生です。きっとこんなふうに虫捕りに熱中することも、私がそれに付き合うこともないのでしょう。


懐中電灯に照らされたナギは真剣な表情で、ずいぶん大人っぽく見えました。そして私はふと気づいたのです。来年の夏休みには、ナギはもう中学生。こうして親子で一緒に虫を追う夏は、二度と来ないのかもしれない……。「早く終わってほしい」と願っていた苦行は、実はナギが子どもでいてくれる最後の時間なのかもしれません。
親子で過ごせる小学生最後の夏を、しっかりと目に焼き付けておこう。そう思ったとたん私は、少しだけ足どりが軽くなったのを感じました。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・あをきちなつ 編集・井伊テレ子
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