<おひとりさまライフ>人と話をしないから声がすぐ枯れる…友だちがいない人たちの孤独

家族がいても、どこか満たされない。そして友だちもいない……そんな孤独を抱えるママは、いますか?
『家族がいてもイライラするし、親といても気つかう。友だちもいません』
表には出しにくいこの感情に、共感の声が静かに集まりました。今回は同じような境遇のママたちからのコメントをもとに、その心の内をひもときます。
友だちがいないママたち
「私みたいな人、いる?」という投稿者さんの問いかけに、すぐに「いるよ」と返す声がありました。
『この間、懸賞でバスの日帰り旅行が当たったのだけれど、旦那以外に一緒に行く人がいないことに気づいた』
『実家の家族は苦手だし、ママ友とはもう縁が切れた』
『人と話したくなるけれど話す人が旦那しかいない、仲の良い友だちはひとりいるけれど遠く離れている……。誰かと話したいと思っても新しく人間関係作るのも面倒。けれど毎日つまらない』
ふとした出来事で、自分の交友関係の狭さに気づく瞬間があります。人と話す機会そのものが減ってしまう、深刻な悩みもありました。
『在宅ワークで、話し相手は子どもだけ。たまに人と話をすると単語が出てこないので、さすがにまずいと感じている』
『人と話すと、どもるようになってしまった。声も枯れる。重傷だよ』
言葉がすぐに出てこない感覚や、会話そのものへの不安は、孤立が長く続いたサインなのかもしれません。また、家庭環境も一因となるようです。
『旦那とは家庭内別居、親はわがまま、友だちは疎遠』
『仲の良かった友だちが亡くなり、気軽に会える人がいない。楽しく遊んだり飲みに行ったりしたいけれど、そういう関係の友だちがいなくなった。悲しい』
人間関係は時間とともに変化し、ときには途切れてしまうものでしょう。そのなかで、誰にも頼れない状況に置かれると、孤独はより深くなっていきそうです。一方で、「ひとりに慣れてきて楽しい」という声もあり、孤独と快適さが同居する複雑な心境もうかがえます。
それでもやっていけるのがすごい
こうした状況に対して、周囲からは少し距離のある反応も見られました。
『困っていないならいいのでは?』
『そんな状態で社会性のある行動が取れるのはすごい』
外から見れば「問題なく生活できている人」に映るのではないでしょうか。しかし実際には、日々の小さなストレスや寂しさを抱えながら、なんとかバランスを取っているケースもあるのでしょう。孤独は必ずしも目に見えるかたちでは現れません。だからこそ、本人のなかで静かに積み重なっていくものなのでしょう。
おひとりさまライフ
一方で、あえてひとりの時間を大切にしている人たちもいます。
『友だちはほしいけれど、ひとりが好き。家族といてイライラしてひとりになりたくなったら、何も言わず別の部屋へ移動する』
日常のなかで家族と距離を取り、自分のペースを守る工夫をしているようです。
『静かな家で3日間くらいひとりですごしたいと思うことがある。実際できるのはひとりでゆっくりお風呂に入るとか、ひとりだけ先に寝るために寝室に行くとか』
『夜中のスーパーにひとりで行くのが息抜き』
長時間の自由は難しくても、短い「ひとり時間」を確保することで、気持ちをリセットしているママもいるようです。また、人間関係の距離感についても、ムリをしない選択が見られます。
『姉とたまにLINEするくらいがちょうどいい』
『家族との関係は悪くないけれど、ストレスが溜まる感じがする。ひとりで買い物したり晩酌するよ』
『おひとりさまライフを楽しんでいます』
すべての人と深くかかわる必要はなく、自分にとって心地よい距離を見つけることが、穏やかな日常につながるようです。
孤独とどう向き合うか
「誰かと話したい」と思う気持ちと、「新しい人間関係は面倒」と感じる気持ち。その両方が同時に存在するのが、大人の人間関係の難しさではないでしょうか。ムリに交友関係を広げなくても、小さなつながりや短い会話が心を軽くすることもあります。孤独のツラさを感じることと、ひとりでいることの心地良さを大切にすることは、けっして相反するものではないのでしょう。両方の感情をそのまま受け止めながら、自分にとってムリのない関係や時間を選ぶことが、穏やかな毎日への一歩になるのかもしれません。少し寂しくて、すごく楽しいおひとりさまライフを積極的に楽しんではいかがでしょうか。
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文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・加藤みちか
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