【突撃、世界ごはん!】ナイジェリアと日本の男女の違い
こんにちは! 日本に住んでいる外国人のお宅訪問企画『突撃、世界ごはん!』ナイジェリア後編です。
前回のインタビュー前編「【突撃、世界ごはん!】国は有名なのに馴染みがないナイジェリア料理を体験!」に引き続きナイジェリア人のファボアさんにお話を聞きました!
日本の夫はもっと妻を自由にすべき
-なぜ日本で暮らすようになったのですか?
私は27歳で結婚し、2人の子どもがいます。奨学金制度を使って東京農業大学で勉強するために、夫と子どもを連れて日本に来ました。
-旦那様のお仕事ではなく、ファボアさんの留学で来られたのですね! 日本ではあまり聞かない話なのでびっくりです。
日本に来て思ったことは、女性の自由度の違いです。ナイジェリアでは女性は結婚しても旅行に行ったり、自分のやりたいことを自由にすることができます。私の旦那さんは、私が勉強したいと言ったら一緒に来てくれて、日本に来てから仕事を見つけて働いています。私は育児をしながら大学で勉強しています。
でも、日本の夫婦を見ていると女性は結婚したらなんでもやらなきゃいけないように見えました。夫はもっと家事や育児を手伝うべきです。ナイジェリアでは夫が子どもを学校に連れて行ったり、料理を作るのも当たり前です。
日本の夫婦が「パパ」「ママ」と呼び合うのはよくないと思う
-他に日本人とナイジェリア人の違いを感じたことはありますか?
日本人は、本当にシャイだと思います。外では愛情表現を全然しないのに、家のなかでは変わりますよね。ハグを全然しないのも不思議でした。それから、子どもが産まれるとお互いのことをパパ、ママと呼んでいるのが多くてロマンチックじゃないと思います。私の夫はエンジェルと呼んでくれるし、携帯でメッセージをくれるときもハートをたくさん送ってくれるわ。
ナイジェリアではどこの会社も子どもを預かってくれる
-日本で子育てしていて困ったことはありますか?
日本の保育園は、すごく高いのに入れないし、本当に大変だと思いました。
ナイジェリアでは、どの会社にもデイケア(働くママが子どもを預けておくための施設で、日本でいう保育園のようなもの)があるので、六ヶ月から子どもを連れて会社に行きます。赤ちゃんは1階にいるので、泣いたら電話をしてくれてすぐに見に行くことができるし、仕事は4時に終わります。ナイジェリアでは家族の時間が大事なので、日本のように深夜まで会社で働くことはありえないです。
ナイジェリアでは結納にヤギや砂糖、野菜を全部ラッピングして贈る
-ナイジェリアの結婚について教えてください!
ナイジェリアの一般的な結婚式は、教会で式を挙げます。式では、ダイヤの指輪と共にバイブル(本)を一緒に交換します。それから、夫は妻へ結納としてプレゼントを沢山用意します。ヤギは、妻の親へプレゼントするために用意します。プレゼントの内容は、砂糖、野菜、油、時計など色々なものですが、全部一つずつラッピングしてもらうんですよ!
-わ~! 本当に全部ラッピングされていて面白いですね!
日本では、ナイジェリアという国の名前は有名ですが、料理やライフスタイルについては全然知らない人が多いと思います。海外の子育て、女性の生活について聞いてみると、日本のママたちはサポートが少ないなかとても頑張っているなぁと思いました。今後は、もっと子育てしやすい国になっていくとよいですね。ファボアさんありがとうございました!