<ネタバレ注意>『じゃあ、あんたが作ってみろよ』最新8話。価値観を引き継ぐ化石一家がついに変化!

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS 火曜夜10時〜放送)の第7話では、親にかけられた呪いからやっと解き放たれた勝男(竹内涼真)と鮎美(夏帆)でしたが、第8話では、勝男の父・勝(菅原大吉)についに嫌気がさした母・陽子(池津祥子)が勝男の部屋に住みついてしまい……。
よかれと思って何でもしてしまう母・陽子の想い
ご飯の支度や洗濯、掃除など勝男の世話を焼きまくる陽子に、そろそろ帰ってほしいと思いつつ言い出せない勝男。「彼女ができたら出ていく」という陽子の冗談を聞き、勝男は椿(中条あやみ)に彼女のフリをしてもらうことに。しかし挨拶にきた椿に、陽子は「こういうの(料理)は女の子のほうがセンスがある」「和食が一番」「いつ結婚するの?」「高齢出産は大変やけん」などと、アウトな発言を連発……。これに対してママたちからはこんなコメントが。
『父親とは別の意味で面倒くさい』
『お母さんもなかなか』
『こういう考え方だから、お父さんにああいう扱いをされるのよ』
『結婚する前からこれはキツい』
しかし途中で自分が余計な発言をしたことに気づいた陽子は、2人に謝ります。実は陽子には、義母から「孫はまだか」「一姫二太郎にしろ」「(勝が)家に帰ってこないのはご飯が美味しくないからだ」などと嫌味を言われていた過去があったのです。「私はあんなふうにはなりたくなかったのに……」と素直に反省する陽子は、なんだか以前の勝男を見ているようです。そして鮎美と別れたことも椿を連れてきたことも、勝男が本当のことを言えなかったのは自分のせいだと反省した陽子は、勝男の家を出ていきます。
注目!今回の勝男の白Tシャツコーデは?
今回から勝男の部屋着が、いつもの肌着の白Tシャツ+ニットカーディガンと冬モードに。もう白Tシャツは見られないのか……と思いきや、陽子が朝、家を出ていったことを知った勝男は、また白Tシャツ+パジャマのズボン姿でマンションの外へ飛び出すのです。すると、ママたちからは歓喜の声が。
『出た〜! 白シャツ』
『パジャマにインしてそのまま行くんかーい』
『こんな格好で外出ても違和感ないのは、さすが竹内涼真』
『白シャツ最高〜!』
『勝男がどんなTシャツコーデをするのかが、週に1度の楽しみになってきた。もうこのために生きてる感じだわ(笑)』
ママたちが今回一番盛り上がったシーンかもしれません。
ついにラスボス登場!化石一家の「当たり前」がアップデート?
そして陽子が出ていったあと、次は勝が勝男の家を訪ねてきます。陽子を探しにきたのかと思いきや、出前を取るときに使っていた固定電話の子機の充電が切れ、充電の仕方がわからなかったから、という理由。……そんなことあります? これにママたちからもこんな声が。
『何やねん? この家族』
『一番面倒くさいのが来た(笑)』
『わー……縁起でもない話だけど、お母さん先にいなくなったらどうすんの』
陽子が家庭のことをすべて担った結果、勝は本当に何もできなくなってしまったのでしょうか。何もできないにもほどがある気もしますが……。
それでも今回意外だったのは、陽子が大分の家を出たあと、勝が見つけたフリーズドライの味噌汁を自分で作って飲んでいたことでした。勝は「フリーズドライなんて絶対に認めない」などという強い意思があるのかと思いきや、そうでもなかった様子。しかも最後には陽子に「(フリーズドライも)悪くない」と話します。その様子を見ていると、陽子も勝も自分たちが上の世代から引き継いでしまった「こうあるべき」に縛られ、その価値観をアップデートする機会がなかっただけなのかも……という気もしました。
さらに、勝男が作った朝ごはんを食べた勝は、勝男にご飯のおかわりを求めます。「何? 男はどっしり座っとけ、じゃないの?」と勝男にはツッコまれていました。もちろんそれくらい自分でやりなよ! という感じですが、急にそこまでできないですよね……。陽子に求めなかった分、ちょっぴり勝も変わったのではないでしょうか。
勝と陽子が若い頃は、今よりもずっと「女として」「男として」と周りに背負わされる役割が多かったはず。そして、一般的な「幸せの形」もある程度固定されたもので、それを受け入れて当然だったのでしょう。それはそういう時代だったからで、ある意味仕方のないことですよね。でも、その価値観を次の世代に押し付けていいかどうかはまた別問題。実際に陽子は自分が嫌だったのにもかかわらず、染み付いてしまった「当たり前」を勝男たちや孫に押し付けてしまっていたのです……。ひとりでも幸せに生きる椿や鮎美の様子を見て、陽子は現代の幸せの形の変化に気づきますが、この価値観のアップデートって、実生活ではなかなか難しいですよね。自分がしている行為に客観的に気づくことも、改めることも。自分が年を重ねたときに、次の世代に自分の価値観を押し付けてしまわないか、と考えたら、あまり自信がありません……。そしてこういった問題は、親子間だけでなく会社など身近なところにも転がっているのではないでしょうか。
陽子は、離婚について考えたことがあるか、という鮎美の問いに、「この年になると生活を変えることって大変なのよ」と話していましたが、生きていくうえで、自分の当たり前やこだわりに凝り固まらず、アップデートする姿勢の大切さを改めて感じさせられた第8話でした。
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- TBS系【じゃあ、あんたが作ってみろよ】火曜 22時