<いじめに苦しむあなたへ>もし過去の自分に言えるなら……大人になった今、伝えたい言葉 | ママスタセレクト - Part 3

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<いじめに苦しむあなたへ>もし過去の自分に言えるなら……大人になった今、伝えたい言葉

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無視をされたりからかわれたり、持ちものを隠されたり悪口を言われたり。子どもの頃、いじめを受けたママがいるようです。

『もし、いじめを受けていた頃の自分にアドバイスを送れるとしたら?』

この問いかけに、大人たちが胸の奥から言葉を寄せました。誰かに傷つけられ、孤独のなかで泣いたあの時間は忘れられないものでしょう。あのとき何をすればよかったのか、どうすれば少しでも心が楽になれたのか。今だからこそ言える、“過去の自分”へのメッセージです。

先生の顔色をうかがうな。助けを求める勇気を

小さな肩を震わせていた自分。大人になったからこそ、その姿を励ます力強い声がいくつも寄せられました。

『先生や親の顔色なんかうかがわないで、警察に被害届を出せ。校長や教育委員会に訴えろ』

『親に訴えろ! 親から担任や校長や教育委員会に訴えろ! 謝罪させろ!』

『相手にしないで離れなさい。先生に相談して解決しないなら、傷害罪として訴えなさい』

ママたちが口をそろえるのは、学校のなかだけで解決しようとしなくていいとのことです。いじめは“学校内の問題”ではなく、れっきとした“社会問題”であり、場合によっては犯罪です。子どもだった自分には声を上げることがどれほど勇気のいることだったか、今なら痛いほど分かります。沈黙していじめに耐えなくてもいいでしょう。大人を動かしていい。声を上げていいのです。

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そんな奴からは離れろ。あなたの居場所はそこだけではない

愚かな人がしていることにまじめに付き合わなくていい。ママたちが口にしたのは、離れる勇気でした。

『弱い人にちょっかいを出さないとプライドも自己も保てない、可哀想な人生送っているなって気にするな。もう少しだけ頑張れ。高校からの人生は、マジで楽しいぞ!』

『そもそも、そんな奴と一緒にいるな』

『証拠残して拡散。逃げろ』

『いじめられているのが分かっているのに、なぜ執着するの? 他にも友だちはいる。クラスの目立つグループに所属したがらなくていい。いじめなんかに屈せず、部活も勉強もガチでやればいい。遠慮するな』

あの頃の自分に教えてあげたい。“逃げる”ことは“負ける”ことではない。むしろ、命や心を守るための立派な行動です。いじめる人の世界がすべてではないし、そこを抜け出した先に、きちんと自分を大切にしてくれる人たちがいるのです。

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あなたは悪くない。堂々としていて

いじめられているとき、「自分が悪いのかもしれない」と思いがちなのではないでしょうか。でもその罪悪感は相手があなたに押しつけたもの。あなたは何も悪くありません。

『真に受けるな。お前はお前だ。大人になって考えたら、「私」は何も悪くない!』

『堂々としていなさい。相手はあなたが弱っている姿を見て喜んでいるのだから。相手にしないで直接攻撃してきたら言い返しなさい。どうしてもイヤになったら周りの大人に理由を言って学校を休めばいい』

あの頃の自分に、こう言ってあげたい。「陰で泣いてもいい。でも自分を責めないで。悪いのは“いじめる側”なのだから」と。人の輪から離れることを怖がらないで、胸を張ってと寄り添ってあげたいのではないでしょうか。

あなたは将来、必ず幸せになる

いじめの渦中は、明日さえ見えないほど苦しいものです。でも時間が経つと分かります。世界は、思っていたよりずっと広いと。

『今いじめられていても大丈夫。あなたは顔が可愛いから結局この先そいつより幸せな人生だよ。悩むより、もっと勉強しとけ』

『最後に笑う方が勝ちだから。当時も分かっていたよね。だから、勉強はある程度してバカと一緒にならずにすむ高校へ行って、高校以降は楽しく過ごせているよ』

人生は続きます。いじめは、あなたの人生のほんの通過点にすぎません。“あんなこともあったな”と冷静に考えられる日がくるのです。こうして過去の自分を励ませる未来を切り開いたことは、大きな自信となるでしょう。

今、苦しんでいる誰かへ

もし今、あなたがいじめに苦しんでいるなら……どうか忘れないでください。逃げていいし、助けを求めていい。あなたの痛みをきちんと受け止めてくれる大人は、必ずいます。いじめられてきたママたちは、今、幸せに生きています。過去の自分、そして今いじめられている子どもたちにメッセージを送れるほどに強くなるのです。いじめられた過去はツラいけれど、それがあなたの価値を下げることは絶対にありません。過去の自分に言いたいのはただひとつ。「あなたは、きちんと生き延びてここにいる。それだけで立派だよ」。必ずいじめてくる人から離れ、前に進むときがきます。あなたが自分を信じる力は、誰にも奪えないのです。

文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・猫田カヨ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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