<令和の運動会>「順位ナシ徒競走にモヤッ」隣で泣いているママ友に驚き⇒涙の理由は?【中編まんが】
私はリナ、旦那と力を合わせて小5の娘ハルカを育てています。娘が持ち帰った運動会プログラムを見て、徒競走が「希望制・順位なし」となっていることにモヤモヤしてしまいました。競い合う楽しさが醍醐味なのに、何のためにやるのでしょうか……。しかし後日、ママ友のミサキちゃんから「息子が運動会前のプレッシャーで毎年体調を崩していた」という話を聞いて、私は衝撃を受けました。ミサキちゃんは希望制こそがわが子にとっては救いだと安堵していました。とはいえ、やはりすぐには受け入れられませんでした。
校庭の隅に設置された席で競技を眺めていました。娘は楽しそうに参加しています。競い合う空気はなく、みんなが和気あいあいといった雰囲気はやはりどこか物足りない気がします。徒競走に参加を希望する子もそれほど多くないのか、トラックはあまり賑わっていません。

ミサキちゃんの目は、娘たちが準備しているトラックの向こう側を見つめています。そっと涙を拭うミサキちゃんの姿に、私は何も言えなくなりました。私が楽しんでいた「競争」は、苦手意識をもっている子どもたちにとっては、とても重い問題だったのでしょう。

運動会当日、私は順位を競わない徒競走の淡白な雰囲気に、少しだけ寂しさを感じていました。
しかし、隣で涙ぐむミサキちゃんを見て驚きました。
本当に衝撃を受けました。
なんでも運動が苦手なジョウくんが、徒競走というプレッシャーから解放されたことで、初めて運動会で笑顔を見せたのだと言うのです。
「走らない」を自分で選べたことが最大の救いだったと聞き、胸が締め付けられる思いでした。
私が楽しんでいた「競争」は、誰かにとっては計り知れない「重圧」だったのかもしれません。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび
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