<隠す義母|16年目の記録>現実を見ない両親「妻子守る」絶縁宣言!【第21話まんが:夫の気持ち】
俺(マサト)は妻のカナと3人の子どもたちと暮らしている。俺には20年以上引きこもっている5歳年上の兄貴(ヒロキ)がいる。両親や俺は兄貴の存在を隠しつづけた。カナとの結婚を考えたときも、母に「わざわざ伝えて心配をかける必要はない」と言われてそうした。けれど結局は、俺自身の保身のために兄貴を隠しつづけた16年間だった。深く反省し、実家のことにカナや子どもたちを一切関わらせないと誓った。しかし現実は甘くなかった……。

俺が何を訴えても、両親はまったく聞く耳を持たない。「俺が盾になればいい」と思っていたけれど、もうそういう次元の話ではなくなっている。俺は窮地に追い込まれていた。実家の両親は相変わらず現実を直視しようとしていない。
母はこの期に及んで兄貴は「引きこもり」なんかじゃないと言い張っている。いつまでも目の前の兄貴を見ようとせず、言い訳を作って逃げて……。兄貴は放っておいても自立なんかできないって、両親だって分かっているはずなのに。
俺ははじめからこうしなければいけなかった。俺が家族でいるかぎり、カナや子どもたちは俺の実家のこととは無関係にはならない。カナに離婚を告げられても仕方がなかった。
俺は最後通告のつもりで両親に伝えた。「第三者に助けを求めるべきだ」と……。けれど母はハッキリとそれを拒んだ。父もそんな母に意見することはない。両親に変わるつもりがないのならば、俺は実家か家族、どちらかを選ばないといけない。
俺は迷わず、自分で築いてきた家族を選んだ。実家と縁を切ることで、自分の家族を守る。これが騙して結婚した俺にできる、カナへの最大の償いだと思っている。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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