<もはや嫌がらせ>気が利いているはずのママ友にイラッとするのはなぜ?親切を後出しする人の正体

日常生活のなかで「気が利く人」に出会うことはありますよね。ところが、その気遣いが素直にありがたいと思えず、逆にイラッとしてしまうことはないでしょうか。今回の投稿者さんは、気が利くママ友にイヤな思いをしたようで……。
『ママ友の子が怪我をしたので、持っていた絆創膏を渡した。ママ友が子どもに貼ろうとしたら、別のママが横から「これ使って。吸収剤入りでクッション性があってしっかりした絆創膏だから」と差し出してきた。そっちの方がいいのはわかるけれど、なんだか悲しくなってイラッとしてしまった』
実は同じようなことが何度もあるよう。いつも投稿者さんよりいいものや、気の利いたものを後から出してくるといいます。たとえば「掲示作業では私がテープを切って渡す係だったのに、そのママがあらかじめ切ったテープをクリアファイルにセットして持参。自分はお役御免になって手持ち無沙汰」なんてことがあったそう。ほかにも「ソーイングセットを持っていて貸そうとしたら、『私のは糸が通してあるからこっちを』と横から出される始末」とのこと。自分の出したソーイングセットをしまうとき、投稿者さんは虚しい気持ちになったそう。とても気が利く人だけれど、なぜか後出し。「モヤモヤしてしまう」と吐露します。
後だしで恥をかせる人は、本当に「気が利く人」なのか?
コメントではまず「それはむしろ無神経では?」という声が寄せられました。
『後出しなのはイヤだよね。気が利く人なら、横入りはしない』
『より良いものを持っていても、すでに対応している横で出すのは失礼』
つまり「役立つものを出す=気が利く」ではなく、状況を見極めた行動が伴ってこそ本当の気遣いなのだ、という指摘です。本当に気が利く人なら、絆創膏を貼りかけている横で「もっといいものをあげる」などとは言わないでしょう。むしろ「イヤミな人」との意見もありました。
「あなたのはダメ」と同じ意味。イヤな気分になるのもあたり前
これはイヤな気分になるのが普通、とママたち。「そんな絆創膏よりも、私の持っているしっかりした絆創膏の方がいいでしょう?」と言われたも同然です。目の前で言われたら、ムッとしてしまうのも頷けます。
『それは「気が利く」ではないよ。だからイラッとして当然』
『無神経ママって、やたらガツガツしている。黙っていられないよね』
『それは気が利くのではなくてマウント』
『主張が強いだけで空気が読めていない』
「自分がおかしいのかな」と悩む投稿者さんに対して、「イヤな気分になるのは当たり前」とママたち。悪意はないかもしれませんが、そのママは空気が読めていないようです。投稿者さんが不快に思うのは当然なのでしょう。
また、もしそのママが「替えにどうぞ」と差し出していたら印象は違ったはず。「こっちの方が性能がいいから」と言われると、投稿者さんも自分の出したものを否定された気持ちになってしまいます。同じ「気遣い」でも、言葉選びやタイミングによって「ありがたい」から「イヤミ」に変わってしまうのです。
後出しするママ友の心理。マウントか、張り切っちゃうのか
ママ友は、なぜこうした“後出し”をするのでしょうか。「常に気が利く私を演じていないと不安なのかも」という分析がありました。
『身近にいる人に似ている。その人の正体はとんでもないマウンター、なんでも勝ちたい異常な負けず嫌い、幼稚園児みたいな人だった。結局ボロが出て、みんな離れたけれどね。人を操作してイメージをコントロールするから気をつけて』
『私も同じような経験があったのだけれど、後から出したものを断ってくれた人がいて心が救われたよ』
「投稿者さんに対抗意識を燃やしているのでは?」という意見も。常に絆創膏やソーイングセットを持ち歩く投稿者さんに対し、「自分もそれ以上のものを持っている」と示したい気持ちがあるのではないか、とママたちは推測します。また「張り切りママ」と呼ばれるタイプに近い、という指摘もありました。PTAや子ども会などでとにかく前に出て目立ちたい。周囲に認められたい。そうした心理が透けて見えるというのです。
本当の気遣いとは
「気が利く」とは、必ずしも「より良いものを差し出す」ことではありません。状況を見て、相手の気持ちに寄り添い、適切なタイミングで動けることが本当の気遣いです。後出しで主役を奪うような振る舞いは、気が利いているようで実は無神経。投稿者さんがイラッとするのは自然なことです。もし周囲から「気が利く人」と評されている人に違和感を覚えたら、その感覚は間違っていないのでしょう。実は周りも口ではヨイショしていて、心のなかでは「面倒な人」と思っている可能性があります。
こうしたタイプと付き合うにはどうしたらいいのでしょうか。まずはムリに張り合わず、「じゃあそれをお願いします」とさらりと任せてしまうのはひとつの手です。また投稿者さんの心を守るために、距離を取る方法も。ムリに深く関わらなくてもいいのです。
マウントや承認欲求が隠れている人に振り回されず、気の置けない人たちと人間関係を築いていきたいものですね。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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