<100%親のエゴ?>きょうだいの差。姉の妊娠キッカケに爆発した思い【第4話まんが:妹の気持ち】
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私(ユイ、26歳)は独身の会社員。実家で父と母(マキエ、50代後半)と暮らしています。近所に住む姉(アイカ、28歳)は第1子を妊娠中で、戸建ての新居を建てる予定です。姉はお腹の子の名前を「ルナ」にすると決めており、新居の壁紙選びで「LUNA」という壁紙を見つけたと嬉しそうに報告してきました。でも姉が下の子の気持ちを考えていないように見えた私は、思わず嫌悪感をぶつけてしまったのです。


どうやら、母は私と姉に差をつけていたことを覚えていないようです。写真は明らかに姉の方が多いし、服を買うときも色くらいしか選ばせてもらえなかったのに……。
母は「最初から選ぶことだってあったじゃない」と言いますが、あったとしても数えるほど。大抵は親に決められた中から選ばされていたのです。
私にもそれぞれの立場にしかわからない苦しさがあることは、わかっています。でも私と姉の差は私にはどうにもできないものでした。だからそのせいで傷ついた気持ちを簡単に人と比べられるのはイヤなのです。
ワガママだとわかっていても、つらさや苦しさを誰かと比べられると、自分の気持ちが軽く扱われたように感じてしまいます。
母はこれまで同様に、上の子にも苦労がある、と諭してきました。でも私は妹として感じた自分の痛みを「わかったふう」に言われるのが本当にイヤなのです。
姉の妊娠と壁紙をきっかけに、私は胸にしまっていた感情と向き合うことになりました。たとえ周りが私と姉が同じ状況だったと言っても、私からすると差のある状況だったのです。
当時私が感じた気持ちは姉と同じではなかったはず。いつか自分の子ができたら、私のようにきょうだいの差を感じさせたくないと思いました。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・海田あと
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