<20周年前に突然死!>夫の不倫を見て見ぬふり。理由は…?家族の恩人【第6話まんが:妻の気持ち】
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私(サトミ、60歳)は専業主婦です。夫のトモヒロ(58歳)は中小企業の経営者で、長女のユキ(33歳、既婚)が夫の仕事を手伝ってくれています。次女のミヅキ(28歳)は結婚1年目の会社員です。ある日突然、夫が心筋梗塞で亡くなり、私と娘たちは慌ただしく死後の手続きや遺品の整理に追われることになりました。そして……私がやらなければならないことの中には、夫の長年の不倫相手(シホ、48歳)への連絡も含まれています。

今から20年ほど前……当時夫の会社は急成長中で、夫は休みなくがむしゃらに働いていました。そんなある日、夫が会社で倒れたと連絡がきたのです。社長室に報告書を出しに来たシホさんが発見し、すぐに救急車を呼んでくれたそうです。シホさんの迅速な対応のおかげで、夫の命は助かりました。

夫が倒れてから3年後、シホさんと夫が男女の仲に発展したことに気づきました。もちろん気づいた当初はひどく動揺しました。でも夫と私たち家族の恩人だと思うと、シホさんを責める気持ちにはなれませんでした。夫が会社を背負う重圧の中で、シホさんが支えになってくれているのなら……そう思うと、シホさんを恨めなかったのです。

夫の不倫を思うと、ネガティブな感情が1ミリもなかったとは言えません。でも許すことを選んだのは、きっと私自身が前を向くためだったのでしょう。夫の死を悼みながらも、私は少し気持ちが解放されたような気分になっています。
夫の不倫を知った日から今日までを過ごし、気づいたことがあります。人を恨み続ける日々よりも、充実した日々を過ごすほうがよっぽど有意義だということです。
不倫相手なんかに私の人生に踏み込ませる隙を与えません。これからの生活についてゆっくり考えようと思います。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・吉田ぱんだ 編集・みやび
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