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<加害者と結婚>知らない世界を見せてくれた彼「今度は泊まりで」【第17話まんが:被害者の気持ち】

私は羽田キホ。両親と3人で暮らしています。今から20年前、私は猛スピードの自転車に激突されて重傷を負い、後遺症も残りました。けれど事故から20年経って再会した加害者の橘ケンは、結婚して子どももいたのです。加害者のくせに幸せを手に入れているのが許せません。それ以降、私は事故の後遺症を持ち出しては橘ケンに自分の要望を叶えさせるようになりました。今回はテーマパークへ連れて行ってもらうことになり、両親も初めて一緒についてきました。

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両親も橘ケンとは20年ぶりの再会です。最初は多少ぎこちなかったものの、お互いに積もる話もあるようでした。しかし私がベンチに座ってイルミネーションに見とれている間、私には聞こえないようこんな会話が繰り広げられていたのです。

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どうやら久々の再会に話がはずんでいるようです。けれどベンチの後方で少し離れて会話している3人の声は、座っている私には聞こえません。「ねぇ、何の話しているの?」私は上半身をねじって顔を後ろに向け、そう声をかけました。

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両親は私が橘ケンと会うことを良く思っていないようでした。なんとなくそれは伝わってきましたが、私は止められませんでした。私の身体を不自由にした橘ケンが、私の外出をサポートしてくれるのは当然のこと。和解した2人が一緒に遊びに行くなんて、むしろ素晴らしい話だろうと思っていたくらいです。
キラキラ輝くイルミネーションを見ていると、夢見心地になりました。こんなにステキな世界があっただなんて……。きっと私にはもっと知らない世界があるはず。そして私は「泊まりでのお出かけ」を持ちかけたのです。両親も一緒なら何の問題もないはず。
自分の要求がどんどんエスカレートしていることに気付かず、このときの私は初日の出を見に行くことをただただ楽しみにしていたのでした。

【第18話】へ続く。

原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子

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※この漫画はママスタに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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