<加害者と結婚>罪滅ぼしの行動は「被害者ではなく自分のため」ようやく気付いた夫【第18話まんが】
私(ナツミ)は、夫のケンと小中学生の子どもたちとの4人家族。ケンは大学生のときに自転車で大事故を起こし、当時中学生の「羽田キホ」さんに重傷を負わせてしまいました。私はケンのそんな過去も「一緒に背負う」覚悟で結婚したのです。すると事故から20年後、ケンは偶然羽田さんと再会します。それ以来「罪滅ぼし」の意識で彼女をサポートし、家族よりも優先しているケン。義両親を交えて話し合いをすると、義父は夫を強く叱ってくれました。

義父の言葉が響いたようで、ケンはずっと元気がありません。羽田さんへの罪滅ぼしを優先してもらうため、私は別れてあげた方がいいのかもしれません。それがケンの気持ちを楽にするというのなら……。夜になり、私はケンに話しかけました。
私はどこまでいっても第三者だし、ケンの本当の苦しみは分かってあげられません。けれど私がそう言うと、ケンからは逆に謝られてしまいました。「羽田さんのため」と言いながら、結局は「自分のため」に動いていただけだったと……。
義両親が私の味方をしてくれたおかげで、私も少し吹っ切れました。私は本当の意味で、ケンの苦しみを何ひとつ理解してあげることができていなかったのです。ケンとずっと一緒にいたくて「一緒に背負う」なんて言ったけれど、そんなことはできなかった。そんな言葉を簡単に言ってはいけなかったのです。
もしケンが、羽田さんと一緒にいる方が楽になれるというのであれば仕方ない……。私はそこまで覚悟をしていました。しかしケンも義父に叱られてから、その言葉の意味を真剣に考えていたようです。ケンは私に向かって「羽田さんとのことはちゃんとする」と言いました。先方がそれで納得するかは分かりませんが、今はケンの言葉を信じて待ちたいと思います。
【第19話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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