<義家族ご一行、私がお世話?>「もう実家じゃない」指摘され…気づく【第8話まんが:義兄の気持ち】
前回からの続き。俺(ケンジ)は妻のエマと、3人の息子たち(小3、小1、年中)を育てている。バリバリ仕事で活躍する妻を応援しながら、俺は家事や子育てを担ってマイペースに仕事をしていた。大型連休には例年子どもたちを連れて実家に帰っている。2人の弟たちと久しぶりに会い、酒を飲んで盛り上がるのが恒例行事だ。しかし今回の帰省では母と同居している弟シュンの妻、ユリさんが俺たちの態度に激怒してしまった。帰宅して妻に顛末を話すと驚かれた。


妻にはこっぴどく怒られた。「もし実家だったとしても、食べっぱなし、散らかしっぱなしはありえない。どんなにお義母さんが気にするなって言っても、片付ける相手のことを考えて最低限のことはするの! それが招かれた側の礼儀なの」
妻はものすごい勢いで俺たちを叱り飛ばした後に、おもむろにスマホを出してきた。「客であるあなたたちの礼儀がなっていなかったんだから、ちゃんと謝りなさい!!」俺が連絡をすると、シュンは何やら少し疲れているようだった。
最初はユリさんもちょっと怒りすぎじゃないかと思っていた。しかし妻に烈火のごとく叱られて、俺もようやく目が覚めたのだった。
実家の母は「気にしなくていい」と言ってくれていたけれど、その「気にしなくていい」の裏側にはユリさんの労力があった。それも分からず好き勝手してしまったことに、今では反省しかない。しかもあの家はシュンとユリさんが建ててくれた家なのに……。実家ではあの後、母とシュンとユリさんとで話し合いがなされたようだ。俺たちがもっと「客」としてしっかりわきまえていたら、こんなことにはならなかった。申し訳なさでいっぱいになった。
これからは実家を実家と思わず、次回からの帰省はもう少し慎重に考えてから決めることにしようと思う。とりあえずもう泊まりで行くのはやめておこう……そう思っている。
【第9話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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