<実家って大事?>帰省に上機嫌の夫「実家がなくなったらさみしい?」娘たちの反応は…【後編まんが】
前回からの続き。私(マドカ、40代後半)は夫(タミオ、40代後半)と次女(アヤ、高3)との3人暮らし。ある地方都市に住んでいます。長女(ユウナ、23歳)は進学を機に上京し、現在社会人1年目。次女も県外に進学するため、春から1人暮らしをすることになりました。夫は戸建ての管理の手間や費用を考えて、マンションへの住み替えを提案してきます。しかし私は、思い出のつまった家から引っ越したくありません。私自身、親が住み替えたときに寂しい思いをしたため、娘たちに同じ思いをしてほしくないのです。娘たちが帰る場所を奪うのは絶対イヤです。
まとまった休みが取れた長女が家に帰ってきました。
久しぶりに家族4人で食卓を囲みます。
長女とお酒が飲めて、夫は上機嫌です。次女も姉と話せて楽しそうにしています。
やっぱり家族団欒っていいな~! そうしみじみ思っていたところに、酔った夫がぶっこんできました。
「この家、なくなったらどう思う? やっぱり寂しい?」
私にとって住み替えはネガティブな話であり、重たい話です。
せっかく家族4人が久しぶりに楽しく過ごしているのです。私はこの雰囲気を壊してほしくなくて、夫を注意しました。
しかし、娘たちの反応は意外にもポジティブなもので……。
娘たちの予想外の意見に私は戸惑ってしまいました。
夫も楽しそうに娘たちの会話を眺めています。私はそれにイラ立ち、意地になりました。
「里帰り出産とか、孫を連れてくる場所がなくなるかもしれないのよ?」
しかし、娘たちが言うには……仮に子どもを産んでも、連れてくるのは子どもが小さいうちだけだろうし、あげくの果てには結婚するかどうかだって分からないなんて言うのです。でも……。
「お母さんとお父さんがいる場所が実家じゃないの?」
娘たちのこの言葉に私はハッとしたのです。
ひさびさに家族4人で食卓を囲み、笑い合う時間は特別でした。
しかし「娘たちも実家がなくなると寂しいはず」という私の予想に反し、娘たちは合理的な意見だったので驚きました。
娘たちが過去にとらわれず、未来だけを見ている様子に若さと強さを感じます。
娘たちの「自分たちの生活を楽しんでほしい」という言葉は少し寂しくもありましたが、納得のいくものでした。
私は思い出を大切にしつつ、夫婦だけの暮らしを考える時期が来たのだ、と気持ちに区切りをつけているところです。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・よしはな 編集・石井弥沙