<友人はカネ目当て?>友人の思惑に気づいていた伯母「お互いさまなのよ…」なぜ!?【第5話まんが】
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前回からの続き。私(ミワ、40代)は夫(ヒロミツ、40代)と2人の子どもとの4人暮らし。私は近所でひとり暮らしをする母(アサ、73歳)の姉(伯母、サチ、79歳)を時々訪ねています。ある日、伯母と友人(ノリコ、60代半ば)の話を聞いた私は「伯母が騙されているかも」と思ってしまいました。しかもノリコさんが伯母にマンションを買うよう提案したそうです。それを聞いた私は、伯母にノリコさんと距離を置くように話す決意をしました。
心の中は焦りでいっぱいでしたが、努めて穏やかに言いました。伯母がノリコさんに「裏切られた」と思うと、傷つくかもしれないからです。しかし……。
伯母は、ノリコさんが本当は自分のお金目当てであることに気がついていたようなのです。私は思わず「お金で繋ぎとめているような関係じゃ本当のお友達じゃない」と厳しい言葉をぶつけてしまいました。伯母はマンションを買う話はきっぱりと断ったようで、安心しました。そして、「お互い様なところもある」と話し出したのです。
「寂しさをお金で埋めていた」と話す伯母。私は伯母がすべてをわかったうえで、あえてノリコさんとの関係を続けていたのだと気づきました。おそらく伯母の財産に関心を寄せていたノリコさん。それをわかったうえで、寂しさを埋めるためにノリコさんの思惑を利用した伯母。不健全ともとれる関係だけど、当人同士にしかわからない微妙な心のやりとりがあったのでしょう。
伯母の寂しさを思って、私は「来る回数を増やすね」と提案しました。すると、伯母は「いい機会だから本当に引っ越すつもり!」と明るく話します。
伯母に渡されたパンフレットは、高級有料老人ホームのもの。伯父が亡くなって間もなく、伯母は寂しさのあまり人がいる環境で生活することを考え始めたのだそうです。最近、知り合いを通して高級有料老人ホームのことを知ったと言います。
私は伯母の切り替えの早さに、驚くと同時に安心させられました。
伯母とノリコさんのやり取りにはハラハラさせられましたが、結果的に大きなトラブルはありませんでした。何より伯母が今、楽しそうに過ごしていることに安心しています。
今回の件を通じて、人間関係には複雑な側面があると痛感しました。善悪だけでははかれない微妙な関係性があるのだと思います。私は今後も伯母の幸せを願いつつ、私自身も伯母のように最期まで自分の行く先を自分で選択したいと思います。
それに最期まで人生を楽しむことを大切にしていきたいです。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・Ponko 編集・海田あと