無理せず続けられる?ゆるゆる布おむつライフのすすめ
赤ちゃんのおむつ、「紙」にする?「布」にする?
「紙おむつの方がパッと捨てられて楽だし、布おむつって洗うのが大変そう……」そんなふうに感じて、赤ちゃんのオシッコやウンチのお世話には、紙おむつを使っているママが多いかと思います。でも、実は布おむつにも、いろいろなメリットがあるんです。
筆者は、7年前に娘が生まれた際に、「布おむつをやってみよう!」と一念発起。しかし、毎日やろうとすると、おむつ替えや毎回の洗濯が大変で、なかなか続けられませんでした。でも、せっかく買ったしなあ……。と思ってたどりついたのが、「できるときだけ」布おむつにする、「ゆるゆる布おむつライフ」。
布おむつは、うまく使えば、子どもも気持ち良く、ママもそれほどストレスにならないし、楽しみながら続けることができます。今回は、布おむつのメリット、デメリットから、気になる実践法までご紹介します!
布おむつとは?
布おむつは、昔から使われてきた、文字通り「布」でできたおむつです。西松屋などの大手ベビー用品店にも置いてあり、最も一般的なものは、布おむつカバーの中にパッドを敷き、紙おむつのように装着するもの。カバーはマジックテープで開閉できます。
最近では、海外でも布おむつの良さが見直されており、布おむつカバーの中にパッドを入れる、一体型も発売されています。色もカラフルで、とてもかわいらしいです。
布おむつのメリット&デメリット
布おむつのメリットはいろいろあります。
・おしっこで濡れたときに赤ちゃんが自分で気づく(おむつかぶれが予防できる)
・布なので、肌に優しい
・子どもの排便、排尿のリズム=身体のリズムが良く分かる
・洗濯して何度も使えるので経済的
・買い置きの手間がない
・その場でうんちやおしっこを処理できるので、におわない
もちろん、
・毎日の洗濯が手間
・何度もおむつ替えをしなければならない
・ウンチのときの処理が大変
・ 外出時は、おむつ替えした後の汚れた布おむつの持ち運びに困る
などのデメリットもあります。
そこで提案したいのが、デメリットを軽減しつつ、布おむつのメリットも活かすことができる、「ゆるゆる布おむつライフ」です。
ゆるゆる布おむつライフのポイント
ゆるゆる布おむつライフのポイントは、5つ。
1.翌日が晴れそうな日に実践する
雨の日、布おむつが山ほど部屋にぶら下がり、それがなかなか乾かない……。これは、はっきり言って悲惨な状況です。晴れている日に干せば、殺菌効果もばっちり! 慣れたら乾燥機などを使うのも手ですが、最初のうちは、無理せず、「明日は晴れそう!」という日に実践しましょう。
2.疲れているときはお休みする
疲れているときは、おむつ替え、洗濯がいつも以上に負担に感じられます。迷わずお休みしましょう。
3.外出時は紙おむつ使用
外出先では、気軽に捨てられる紙おむつが絶対に便利! 布おむつだと鞄が重くなるし、においも気になるしと、ちょっと困ることが多いです。
4.うんちがゆるい/回数が多いときはお休みする
布おむつで大変なのは、うんちの処理。筆者は、うんちをトイレに捨ててから軽く洗い、バケツに入れていたのですが、これが、回数が増えるとちょっとへこみます。ゆるいときは、カバーから漏れることもあり、これも大変で……ということで、うんちがゆるい/回数が多いときはやめておきましょう。
5.気分が上がる、かわいい布おむつを選ぶ
今は、かわいい柄のカバーもたくさんあります!ぜひ、かわいい、かっこいい、お気に入りの柄を見つけて、買ってみてください。
ゆるゆる布おむつライフの実践法
さて、準備は良いでしょうか?
最後に、布おむつを使うときに必要なものと、具体的な実践法を説明します。
必要なもの(1日分):
布おむつカバー 1~2枚
布おむつパッド 5~10枚程度
バケツ
セスキ炭酸ソーダ または、酸性漂白剤
※気合を入れて最初から布おむつを多めに買うと、万一コツがつかめず挫折したときのショック&お金を無駄遣いした感が強いので、紙おむつも用意したうえで、布おむつカバー1枚&布おむつパッド1、2枚から始めるのもおすすめです。
実践法:
1) バケツに水と、セスキ炭酸ソーダまたは酸性漂白剤を入れておきます。
2) 布おむつを替えるたびに、パットを入れます。
3) うんちの時は、トイレにうんちを流してから軽く洗い、バケツに入れます。
4) バケツにたまったら、普通に洗濯機で洗濯します。
いかがでしょうか?
布おむつライフ、うまくいけば、子どももママも快適な日々が送れます。最近は、かわいい布おむつも登場しているので、まずは1日分から購入して、挑戦してみては?
ゆるゆる布おむつライフ、できるところから、ぜひ始めてみてくださいね。
文・編集部 イラスト・あい