<35才、結婚できナイ!?>客観的な視点を持てない息子「甘すぎ!」友人からの指摘【第5話まんが】
前回からの続き。私(ミサコ)は60才。会社員の夫、テツオと2人で暮らしています。ひとり息子のユウトは現在35才。ある日「会ってもらいたい人がいる」と言われ、私はお相手の福田ユナさんとお会いしました。しかしユナさんの育った家庭環境はわが家とは違いすぎます。結婚するとなると、家庭環境の違いに対する相当の覚悟が必要になってくるでしょう。正直、結婚に夢を見ているようなユウトにその覚悟があるとは思えないのでした。
メグの娘さんはいわゆるエリート男性と結婚したのですが、数年で離婚してしまいました。人間性で言えばユナさんは立派な女性なのだと思います。働きながら母親やきょうだいを支えるだなんて、誰にでもできることではありません。
メグにはユウトの甘さを指摘されました。「これが20代前半とかならまだ『若いから仕方ないかな?』って思うんだけど、35才でしょ? いろいろ見えていてもいい年齢じゃない。親がどう思うのかとか、客観的な視点があってもいいはず」
私はユナさんの家庭環境を不安視していました。しかし生まれ育った環境は本人にとってはどうすることもできませんし、とやかく言うのは彼女がかわいそうです。そして友人の言葉を聞いてハッとしたのです。私が不安になる原因はユウトの甘さにあるのだと……。
もう35才にもなるのに、親の不安要素をそのままにして結婚しようとしているユウト。そんな息子が彼女を守れるとは思えません。ただでさえ彼女は6人きょうだいの一番上として下の子たちの面倒をみて頑張ってきた女性です。ユウトが生半可な気持ちで結婚を申し出ていいものではないのです。私はそんなユウトの甘い考えに、この結婚話が破綻する未来を感じていました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子